Write ProのWP New
またはWP Import document
コマンドは,どんなHTMLでもインポートできるわけではありません。Write Proでインポートできるのは,4DがサポートしているXHTMLのサブセットに限られている点が4D WriteプラグインのWR OPEN DOCUMENT
とは違います。ただし,シンプルなHTMLスニペットであれば,<body>
タグで囲うことにより,インポートできるかもしれません。これは仕様です。
AreaList Proなど,Windows版のプラグインエリアを印刷するためには,旧式プリントレイヤーを有効にする必要があります。
SET PRINT OPTION(Legacy printing layer option;1)
データクラスのエンティティセレクション実装を拡張し,クラス関数を追加した場合,Null
との比較演算でクラスメソッドの有無をテストすることはできません。これは仕様です。
var $es : cs.myTableSelection
$es:=ds.myTable.all()
If ($es.myMethod#Null) //エラー
$es.myMethod()
End if
entitySelection.attr
というオブジェクト記法は,指定した属性のコレクションを作成するという既定の振る舞いが定義されているため,データクラスやエンティティのように「メソッドが存在しなければNull
」というコーディングはできないことに留意してください。
AppleのAPIは,カスタム用紙を除く用紙リストを返します。
This function obtains a list of the papers that a given printer claims to support. The paper list does not include any custom paper sizes that may be available.
そのため,PRINT OPTION VALUES
にはカスタム用紙サイズが含まれていません。これは仕様です。
バイナリデータベースをプロジェクトに変換した場合,ボタンやテキスト入力の高さが不意に変わってしまうことがあるかもしれません。指定されたフォントのサイズに対してオブジェクトの高さが不足している場合に現象が発生します。ボタンタイトルやテキスト入力の文字列が空であっても,フォームエディターで設定した高さがテキストレンダリングの最低基準に達していない場合,オブジェクトの高さはフォーム実行時に自動調整されます。
Windows 11プラットフォームでは,テキスト入力中にマウスポインターの形状がアイビーム(テキスト選択用)に変化しません。これはオペレーションシステムに由来する仕様です。
On Web ConnectionやOn Web Authenticationなど,HTTPリクエストで実行されたデータベースメソッドのシンタックスエラーは表示されません。これは仕様です。ON ERR CALL
でエラーハンドリングメソッドがインストールされていないWebプロセスでランタイムエラーが発生した場合,メソッドは中断され,レスポンスとしてエラーHTMLページがユーザーエージェントに返されます。
旧式ネットワークレイヤーでクライアント/サーバー通信を暗号化した場合,アプリケーションの公開名には^
というプリフィックスが追加されます。新ネットワークレイヤーの公開名は暗号化の設定に左右されません。
クイックレポートの出力パスを変更せずにレコードやフィールド区切り文字だけを変更した場合,つまりQR SET DOCUMENT PROPERTY
でqr field separator
をセットした場合,新しい区切り文字はレポート設定に反映されません。これは仕様です。クイックレポートエディターは内部的にQR BLOB TO REPORT
をコールしていますが,コマンドで区切り文字だけを更新することができないためです。区切り文字を変更するためには,まず,出力パスを変更し,それから新しい設定を保存する必要があります。
Mac版のOracle Instant Client ODBCとunixODBCで登録したOracleのDSNには,4DのODBCで接続することができません。これは仕様です。4Dおよび4D ServerはunixODBCではなく,iODBCを使用していますが,Oracle ODBC DriverはiODBCのサポートを中止したようです。