クライアント/サーバー版のORDAでデータストアクラスの戻り値($0
)にエンティティやエンティティセレクションをそのまま返すことはできますが,オブジェクト型のプロパティにンティティやエンティティセレクションを設定して返すことはできません。ORDAオブジェクトだけでなく,JFile
Folder
など,JSONにシリアライズできないナイティブ(C++)オブジェクトは,いずれもRESTサーバーから返すことができません。メンバーメソッドからダイレクトに返せるという点で,エンティティやエンティティセレクションは例外的な存在です。ダイレクトであればORDAで返せるオブジェクトには,ピクチャ・Write Proドキュメント・View Proドキュメントが含まれます。
スタンドアロン版であれば問題がなく,クライアント/サーバー版で替さえれるエラーメッセージ(不正なJSON)が直接的ではないという点で意表を突かれたように感じるかもしれませんが,これは仕様です。なお,ORDAオブジェクト(データストア・データクラス・エンティティ・エンティティセレクション)に加え,ポインター型もオブジェクト型のプロパティとしてRESTサーバーから返すことができません。
Random
は0
から32767
までの乱数を返す関数です。v18では,
プラットフォームAPIのarc4random
(macOS)およびCryptGenRandom
(Windows)が内部的にコールされています。
SDIモードでウィンドウタイプのToolbar form window
はサポートされていません。これは仕様です。
ツールバータイプのウィンドウは,常に画面の幅いっぱい最上部に表示されるウィンドウです。Windowsのタスクバーをデスクトップの「上」「右」「左」に表示した場合,4Dで表示したツールバーの一部がWindowsタスクバーの下に隠れてしまうかもしれません。
ドキュメントの記述は近日中に修正されます。
ウィンドウの水平方向のサイズはデスクトップ(macOSおよびSDIモードのWindows)または4Dのメインウィンドウ内部(MDIモードのWindows)の利用可能な全ての水平方向のスペースを埋める形で自動的に調整されます。
デザインモードの「編集」メニューの最下段にある「すべてを置換」アクションは,直前に実行された「編集>検索>置換…」の条件をメソッド内で適用するというものですが,「単語全体」条件は適用されず。単純な文字列の置換となることに留意してください。これは仕様です。
たとえば,検索条件を「単語全体」を有効にし,プロジェクトメソッド「Method1」を「Method2」に変換した場合,変数「<>Method1」および「$Method1」は影響を受けません。「単語全体」が指定されているためです。しかし,「すべてを置換」は,単純な置換となるため,変数も置換の対象となります。