イタリア語のシステムでは,小数点にピリオドではなくカンマを使用するのが一般的ですが,4D View Proではピリオドが表示されます。4D View Proがイタリア語のロケールをサポートしていないためです(フランス語のシステムではカンマが表示されます)。サポートされていないロケールを設定する必要がある場合,下記の資料を参照してください。 https://github.com/4d-depot/
v20r3以降,ローカル変数を二重に宣言した場合,コンパイラー警告(変数の再定義550.10)が表示されるようになりました。以前のバージョンでは,変数の型が矛盾しない限り,警告の対象ではありませんでした。変更の背景には,ランゲージの拡張に伴い,変数の宣言と同時に初期値の代入ができるようになったことが関係しています。もちろん,コンパイラー指示で警告を抑制することはできますが(下記参照),可能であれば,変数の宣言をまとめることを検討してください。
//%W-550.10
var $v : Text
C_TEXT($v)
//%W+550.10
ZIP Create archiveでZipファイルをパスワード保護した場合,アーカイブはAES暗号化されます。Windowsの圧縮フォルダ機能は,歴史的な経緯により,AES暗号化をサポートしていないため,そのようなファイルをWindowsの標準機能で展開することはできません。これは(Windowsの)仕様です。AES暗号化されたZipファイルは,7-Zipなどをツールで展開することができます。
データストア(ds
)には,.setAdminProtection()というAPIが用意されています。この関数を実行すると,WebAdmin を介したデータアクセスが全面的にブロックされます。設定はデータファイルに書き込まれ,アプリケーションを再起動した後も有効です。
Qodly Studio は WebAdmin を介してデータにアクセスします。.setAdminProtection()
を使用してアクセスを制限している場合,そのデータファイルには Qodly Studio でアクセスできないので注意してください。
BLOB TO VARIABLE
は数値型変数または配列のタイプ変換を実行します。つまり,ARRAY INTEGER をBLOBに変換した場合,そのBLOBは ARRAY LONGINT または ARRAY REAL に
復元することができます。より小さなデータ型に変換した場合,値が失われるかもしれません。