v14でACI0084254が修正されたことにより,環境設定の「アプリケーションモードに移動する時にデザインモードを終了する」が有効にされていない場合,カスタムモードでは常にスプラッシュスクリーンが表示されるようになりました。その場合,データベース設定の「インターフェース」ページで「スプラッシュスクリーン」をオフにしても,スプラッシュスクリーンが強制的に表示されます。これは仕様です。
カスタムモードでメニューバーを表示するためには,メインプロセスが最前面でなければならず,プロセスが最前面であるためには,ウィンドウを表示していなければなりません。ACI0084254の修正前,環境設定の「アプリケーションモードに移動する時にデザインモードを終了する」が有効にされておらず,データベース設定の「スプラッシュスクリーン」もオフに設定されている場合,カスタムモードからデザインモードに切り替えた後,カスタムモードに復帰することができませんでした。修正により,環境設定の「アプリケーションモードに移動する時にデザインモードを終了する」が有効にされていない場合,強制的にスプラッシュスクリーンが表示されるようになりました。
Apple Silicon版の:macOS Big SurでGet application info
を実行した場合,cpuUsage
プロパティに-1
が返されます。これは仕様です。コマンドは内部的にthread_infoを使用していますが,Rosettaで動作しているIntelアプリケーションには,CPUの情報が返されないようです。
HTTP SET OPTION
で設定できるHTTP timeout
は,接続タイムアウトではありません。v18/19の初期リリースは,実装が間違っており,サーバー接続タイムアウト(サーバーがダウンしている場合,いつまでもレスポンスを待ち続けるようなことを避けるためのタイムアウト)にこのオプションが適用されていました。正しい動作は,HTTPレスポンスのタイムアウト(サーバーとの接続が確立された後,HTTPレスポンスが返されるまで待機する時間の上限)です。
更新:
下記の不具合修正も参照
HTTP SET OPTION
のHTTP timeout
オプションがHTTP Get
の動作に反映されませんでした。つまり,サーバー接続に成功し,なかなか応答が返されず,切断もされない場合,いつまでもレスポンスを待ちました。HTTP Request
を続けて何度も実行した場合,#17
(未実装の制御命令)エラーが返されることがありました。実際にはタイムアウトエラーが発生しています。HTTP SET OPTION
で設定した秒数以内にレスポンスを読むことができなかった場合にエラーが返されます。DIALOG
コマンドで表示したダイアログは,確定またはキャンセル後にウィンドウが自動的に閉じられますが,明示的にCLOSE WINDOW
で閉じることが推奨されています。たとえば,Movable form dialog box
でダイアログ表示した直後,CLOSE WINDOW
を呼び出さずにCreate document
などのファイルシステムコマンドを実行した場合,モーダルウィンドウ閉じられる前にウィンドウが表示されてしまい,背後のウィンドウが操作できなくなるかもしれません。
IMAP Transporter
のgetBoxInfo()
は,どんなメールボックスでも選択できるわけではありません。たとえば,GmailにIMAPで接続した場合,[Gmail]
というメールボックスが返されますが,このメールボックスは階層構造の「ノード」なので,単独で選択することができません。
メールボックスが選択できるかどうかはselectable
プロパティで判定できます。
$transporter:=IMAP New transporter($server)
$status:=$transporter.checkConnection()
If ($status.success)
$boxList:=$transporter.getBoxList()
For each ($box;$boxList)
If ($box.selectable)
$boxInfo:=$transporter.getBoxInfo($box.name)
End if
End for each
End if
CREATE THUMBNAIL
の処理速度は,WindowsよりもmacOSのほうがずっと高速です(5
バ倍強)。これは仕様です。MacのグラフィックフレームワークはGPUで加速されたハードウェア処理ですが,Windowsはソフトウェア処理となっています。bicubic
bilinear
フィルタリングのソフトウェア演算処理には結構なCPUパワーが必要です。
COPY ARRAY
でARRAY REAL
をARRAY LONGINT
にコピーした場合,v17では数値配列のタイプが変換されました。v18以降,このコマンドで配列のタイプを整数⇄実数⇄倍長整数と変換することはできません。18r5のドキュメントは,新しい仕様を反映した記述になっています。
コンパイルモードでは,destination 引数の配列は,source 引数の配列と同じ型である必要があります。そのため,インタープリタモードどコンパイルモードで配列に同様の振る舞いをさせるためには,常に同じ型の配列を使用することが推奨されます。
インタープリターモードは,できるだけコンパイルモードの厳密な仕様を忠実に再現するよう配慮されていますが,COPY ARRAY
のように,インタープリターモードであれば幾らか「緩い」用途が許容されるコマンドは,コンパイルモードを意識してコーディングする必要があります。