4D Write Proに挿入された画像をリサイズし,MIMEエクスポートして送信したメールをOutlookで受信した場合,リサイズ前のサイズで画像が表示されました。オンライン版のOutlookをGoogle ChromeまたはFirefoxで表示した場合は問題ありません。これは仕様です。MIMEエクスポートされたHTMLのソースコードは,style
属性にイメージのサイズが記述されていますが,Outlookはこれを無視するようです。Apple MailあるいはThunderbirdであれば,指定したとおりのサイズでインライン画像が表示されます。
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v18のRバージョン以降,NO TRACE
コマンドが廃止される予定です。コマンドを実行した場合,「実装されていないコマンドまたは関数です」というエラーが返されるようになります。コマンドは,コンパイルモードが存在しなかった時代に使用されたものであり,現バージョンでは必要がないと判断されたためです。
フォームエディターで入力エリアの「変数または式」にバリアント変数を設定した場合,変数タイプが「ピクチャ」に設定されていたとしても,ピクチャ型ではなく,テキスト型のフォームオブジェクトが表示されることがあります。これは仕様です。
入力フォームオブジェクトのタイプ(画像またはテキスト)を決定するのは,データソース変数の「型」です。技術的には,フォームを表示する時点で種類の違うフォームオブジェクト(ウィジェット)がインスタンス化されています。一旦,インスタンス化したフォームオブジェクトのタイプを途中で変更することはできませんので,同一のバリアント変数をピクチャ型とテキスト型のフォームオブジェクト両方のデータソースとして設定するようなことはできません。
4D View Proエリアの行をコピーして,別の4D View Proエリアにペーストできないことがあります。これは仕様です。SpreadJSの行をコピーした場合,ペーストボードには,行ヘッダも情報も含まれるため,ターゲット側の列数がソース側の列数を下回っている場合,ペースト操作を完了することができません。この振る舞いを変更するには,「Spread 設定 / クリップボード / ヘッダーオプション / ヘッダーなし」を有効にしてください。