v18(厳密には17r6)以降,4D ServerアプリケーションをWindowsのサービスとして登録した場合,「デスクトップとの対話」が使用できないようになりました。これは仕様です。アプリケーションをWindowsのサービスとして登録するには,4D Serverを管理者権限で起動し,「ファイル>現在のデータベースをサービスとして登録する」を選択します。過去のバージョンでは,その後,Windowsの「サービス>対話型サービスの検出」を開始すれば,4D Serverの「デスクトップとの対話」を有効にすることができました。
v18以降,サービスとして登録されたアプリケーションは,ヘッドレスモードで実行されます。このモードでは,一切のユーザーインタフェースが抑制され,アプリケーションからの出力はシステムイベントログや標準ストリーム(コマンドライン・インタフェース)に送られます。「デスクトップとの対話」は非サポートとなります。
WP INSERT DOCUMENT
は,Write Proドキュメントを結合するために使用することができます。挿入されるのは,ドキュメントの本文(body)だけであり,アンカー画像は除外されません。これは仕様です。インライン画像であれば,本文と一緒に挿入されます。
View Proのテーマカラー「なし(no color)」は,色を指定しない,という意味です。透明色のことではありません。たとえば,テキストのカラーを「なし」に変更した場合,その色はデフォルトつまりブラックとなります。これは仕様です。
4Dアプリケーションで同時に複数の印刷ジョブを実行することはできません。たとえば,サーバーアプリケーションで印刷コマンドを使用してPDFを出力するような場合,あるプロセスが印刷ジョブを開始した後に別のプロセスが印刷設定コマンド(SET PRINT OPTION
WP USE PAG SETUP
_o_PAGE SETUP
など)を使用すると,「印刷ジョブを開始した後にこのコマンドを使用することはできません」エラーが返されます。これは仕様です。複数のプロセスが並行して印刷コマンドを使用することが想定されている場合,印刷ジョブをセマフォで排他的に制御するか,ワーカーなどを使用して印刷ジョブのキューを管理する必要があります。
メソッドエディターの左端(ブロックコードのノードが表示される領域)にマウスポインターを移動すると,ポインターが変形し,右向きに変化します。これは仕様です。変形したマウスポインターは,クリック操作により,行全体が選択できることを示しています。