OPEN PRINTING JOB
で印刷ジョブを開始すれば,PRINT SELECTION
やPRINT RECORD
といった印刷コマンドを組み合わせて実行することができますが,PRINT LABEL
を混ぜることはできません。これは仕様です。PRINT LABEL
は内部的に印刷ジョブを開始するようになっており,毎回,単独で実行する必要があります。
Write Proドキュメントの用紙向きを切り替えても,wk page width
とwk page height
が入れ替わるわけではありません。これは仕様です。幅と高さは飽くまで用紙の寸法に基づいており,レンダリングモードのPortrait/Landscapeといった向きの設定やページの回転とは無関係です。
プロジェクトにメニューバー#1が存在せず,明示的にSET MENU BAR
を実行しなかった場合,ビルドしたMac版のアプリケーションはすぐに終了します。これは仕様です。
Get menu bar reference
はプロセスのカレントメニューバーを返すコマンドです。SET MENU BAR
でメニューバーをインストールしていることが前提になります。SET MENU BAR
を使用せずに,プロパティで連結メニューが設定されたフォームを表示した場合,連結メニューは表示されますが,Get menu bar reference
は空の文字列を返すことになります。これは仕様です。
Windows版でCurrent machine
から返される文字列は15
文字が限度となっています。これは仕様です。コマンドはローカルコンピューターのNetBIOS名を返すようになっているためです。
配列の最大サイズは符号付き32ビット(21億以上)ですが,配列のカレント項目(添字を省略した変数)は符号付き16ビットつまり32767
です。Find in array
などで返された値が32767
を超える場合,その値を配列のカレント項目に代入することはできません。別途,倍長整数型の変数を用意して管理する必要があります。これは仕様です。
Javaのzip4j
で作成したzipファイルは,ZIP Read archive
で展開できないことがあります。コマンドは.zip形式の仕様に準拠しており,パス区切り文字はAmigaやUNIXシステムとの互換性のため,スラッシュ記号だけを使用することになっています。バックスラッシュ記号を許容するプログラムで作成した圧縮ファイルは「ファイルがみつかりません」エラーが返されるかもしれないので注意してください。
19r5 Hotfix 1および19.4以降,数値ではなく文字列に数値フォーマットを適用した場合の仕様が明確になりました(ACI0103061)。桁区切り=カンマ/小数点=ピリオドではないシステムでは注意が必要です。なお,macOS Montereyはシステム環境設定で桁区切りと小数点をカスタマイズすることができましたが,Venturaではそれができなくなりました。
数値に数値フォーマットを適用した場合,システムの桁区切り記号および小数点が使用されます。文字列に数値フォーマットを適用した場合,フォーマットのカンマおよびピリオドがそのままトークナイズ解釈されずに使用されます。つまり,String
などのドキュメントに記述されている数値フォーマットが適用されるのは,数値だけであり,文字列には適用されません。文字列を(電話番号等ではなく)数値として扱う場合,Num
で数値に変換することが必要かもしれません。