SET AUTOMATIC RELATIONS
のスコープは「カレントプロセス」です。クライアント側でリレーション設定を変更した場合,その絵設定は「サーバー上で実行」メソッドを実行するサーバー側の同期プロセスには継承されません。これは仕様です。
(このコマンド)はカレントプロセスでデータベース全体のマニュアルリレートを一時的に自動リレートに変更します。
サーバー側の同期プロセスに継承され,「サーバー上で実行」メソッドやトリガで暗黙的に使用できるのは,セットと命名セレクション,ロックされたレコードやトランザクションの状態です。その他の情報(カレントセレクションなど)は,クライアント側とサーバー側で別々に管理されている点に留意してください。
4D View Pro(SpreadJS)は,Webエリア内で動作するアプリケーションなので,Webエリアに共通の制限が存在します。たとえば,セキュリティ上の理由により,キーボードショートカット入力中は標準ペーストボードにアクセスすることが禁止されているので,外部アプリケーションからコピーした画像をView Proエリアにペーストすることはできません。また,キーボードショートカットであれば外部アプリケーションからコピーしたテキストをペーストすることができますが,コンテキストメニューではペーストすることができません。これは仕様です。
イタリア語のシステムでは,小数点にピリオドではなくカンマを使用するのが一般的ですが,4D View Proではピリオドが表示されます。4D View Proがイタリア語のロケールをサポートしていないためです(フランス語のシステムではカンマが表示されます)。サポートされていないロケールを設定する必要がある場合,下記の資料を参照してください。 https://github.com/4d-depot/
v20r3以降,ローカル変数を二重に宣言した場合,コンパイラー警告(変数の再定義550.10)が表示されるようになりました。以前のバージョンでは,変数の型が矛盾しない限り,警告の対象ではありませんでした。変更の背景には,ランゲージの拡張に伴い,変数の宣言と同時に初期値の代入ができるようになったことが関係しています。もちろん,コンパイラー指示で警告を抑制することはできますが(下記参照),可能であれば,変数の宣言をまとめることを検討してください。
//%W-550.10
var $v : Text
C_TEXT($v)
//%W+550.10