過去のバージョンでは,クライアント側でcount usersを実行した場合,ストアドプロシージャーが実行中であれば,サーバに接続しているユーザ数に1を加えた値が返されました。
少なくとも1つのストアドプロシージャーが実行されていて,
Count usersが(ストアドプロシージャー以外の)コンテキストから呼ばれた場合,コマンドはユーザの数に+1して返します。
この仕様は4D 20, R4, R5で見直されました。コマンドは,単純にサーバに接続しているユーザ数を返します。ストアドプロシージャーが実行中であってもなくても,クライアント側とサーバー側のどちらで実行しても,サーバに接続しているユーザ数に1を加えた値が返されることはありません。
On Header Click イベントでリストボックスのヘッダークリック操作をカスタマイズする場合,「ソート可」プロパティは無効にしてください。「ソート可」プロパティが有効にされている場合,左クリック時にヘッダーのデータソースに代入した値(0または1または2)がデフォルトの動作でオーバーライドされてしまうためです。なお,右クリックにデフォルトの動作は定義されていないため,「ソート可」プロパティが有効であっても,ヘッダーのデータソースに代入した値が表示に反映されます。これは仕様です。
iOS 17.3では,SMTPTransporterで送信したGmailの添付ファイル(Content-Disposition: attachment)が表示されないことがあります。Androidデバイスでは問題ありません。この問題はiOS 17.4で修正されています。4Dの不具合ではありません。
WEB SERVICE SET PARAMETERの第2パラメーターに渡すことができるのは,は型宣言された変数だけです。オブジェクト型のプロパティはバリアント型なので変数の代わりに渡すことはできません。これは仕様です。
20r4では,#DECLARE構文で宣言したパラメーターをCompiler_メソッドで宣言する必要がなくなりました。つまり,#DECLARE構文でパラメーターを宣言していれば
パラメーター$1がメソッド(Compiler…)の中で明確に定義されていません。
というシンタックスエラーが返されないようになりました。
backspace キー,delete キー,コンテキストメニューなどで4D View Proのセルをクリアした場合に発生するイベントはOn After Edit ではありません。On VP Range Changedイベントが発生し,FORM Event.actionプロパティにはclearが返されます。これは仕様です。
SMTPTransporterオブジェクトでメールを送信する場合,mail オブジェクトの from プロパティなどにテキスト形式でカンマ記号を含む文字列(例:Company, LLC <mail@company.com>を渡すとシンタックスエラーが返されます。これは仕様です。宛先は,コーディングを簡略するためにテキスト型でも設定できるようになっていますが,カンマやセミコロンなどの区切り文字が含まれている場合,文字列のどこまでがメールアドレスなのかが明確ではなありません。曖昧さをなくすためには,テキスト型ではなく,オブジェクト型で宛先を設定してください。
サブテーブルから変換されたテーブルをデータソースとするリスト型サブフォームをプロジェクトに変換した場合,サブテーブルのデータソースは未定義となり,何も表示されません。これは仕様です。プロジェクトモードのフォームでは,サブテーブルがサポートされなくなりました。