20r4では,#DECLARE
構文で宣言したパラメーターをCompiler_
メソッドで宣言する必要がなくなりました。つまり,#DECLARE
構文でパラメーターを宣言していれば
パラメーター$1がメソッド(Compiler…)の中で明確に定義されていません。
というシンタックスエラーが返されないようになりました。
backspace キー,delete キー,コンテキストメニューなどで4D View Proのセルをクリアした場合に発生するイベントはOn After Edit ではありません。On VP Range Changedイベントが発生し,FORM Event.action
プロパティにはclear
が返されます。これは仕様です。
SMTPTransporterオブジェクトでメールを送信する場合,mail オブジェクトの from プロパティなどにテキスト形式でカンマ記号を含む文字列(例:Company, LLC <mail@company.com>
を渡すとシンタックスエラーが返されます。これは仕様です。宛先は,コーディングを簡略するためにテキスト型でも設定できるようになっていますが,カンマやセミコロンなどの区切り文字が含まれている場合,文字列のどこまでがメールアドレスなのかが明確ではなありません。曖昧さをなくすためには,テキスト型ではなく,オブジェクト型で宛先を設定してください。
サブテーブルから変換されたテーブルをデータソースとするリスト型サブフォームをプロジェクトに変換した場合,サブテーブルのデータソースは未定義となり,何も表示されません。これは仕様です。プロジェクトモードのフォームでは,サブテーブルがサポートされなくなりました。
QUERY BY FORMULA
およびQUERY SELECTION BY FORMULA
の「JOIN」シンタックスでリレーションクエリを記述する場合,リレーションフィールドは直接的なトークン([Table_1]Field_2
)で入力する必要があります。ポインターの逆参照など,間接的な記述をした場合,フィールドの参照ではなく,フィールドの値がクエリ条件になってしまい,正しい結果が返されません。これは仕様です。
Emailオブジェクトにはbcc
プロパティを設定することができますが,JMAP(オブジェクト)からMIME(テキスト)の変換をすると当該プロパティは失われます。これは仕様です。BCCの目的は,受信者を非表示にすることであり,これをMIMEヘッダーとして出力すると,BCCの意味がなくなってしまうからです。
追記: 仕様が見直され,MIME変換時に.bcc
プロパティは削除されないようになりました。ACI0104608を参照してください。
ブール型のプロセス変数をチェックボックスなどのフォームオブジェクトのデータソースとして使用する場合,値がTrue
または1
であっても,フォームを表示したタイミングで値がFalse
または0
にセットされる点に留意してください。このことはドキュメントに明記されています。
他のボタンと同じように,フォームが初めて開かれた時は,チェックボックスが0 に初期化されています。
v19r5以降,WebエリアでMicrosoft Officeドキュメントを開こうとすると,ファイルのダウンロードダイアログが表示されます。これは仕様です。v19r4以前のシステムWebエリアは,Internet Explorerのレンダリングエンジンを使用していましたが,v19 r5以降,レンダリングエンジンがChromiumベースのMicrosoft Edgeに切り替わっています。