4D Serverを起動すると「開始時にSQLサーバーを起動する」の設定に関係なく,自動的にSQLサーバーも起動します。内部SQLリクエストを処理するためです。
ドキュメントには明記されているように,SQLサーバーの「開始/停止」設定は外部からのSQLリクエストに影響します。
注: SQLサーバの停止は,4D SQLエンジンの内部動作に影響しません。SQLエンジンは内部クエリに対し常に有効です。
クエリのパラメーター数には限度があります。Windowsの場合,約3000
個のパラメーターでスタックオーバーフローになり,エラーが返されます。これは仕様です。
Session
オブジェクトは,On Server Startup データベースメソッドでも使用することができます。返されるのは,ストアドプロシージャーのセッションです。
collection..equal()
でオブジェクトの等価性を判定できるのは,プロパティがスカラータイプ(文字列・ブール・数値・ヌル)の値である場合に限られます。4D.Blob
・ピクチャ・ポインターなど,JSONではないネイティブオブジェクト型のプロパティを比較することはできません。これは仕様です。
リストボックスのセルに対してGET HIGHLIGHT
を使用することはできますが,HIGHLIGHT TEXT
を使用することはできません。これは仕様です。
Open Form Windowで指定できるウィンドウのタイプは,互換性のために残されているOpen windowで指定できるウィンドウのタイプと同じではありません。
前者で指定できるMovable form dialog box タイプのウィンドウには閉じるボタンがありますが,後者で指定できるMovable dialog box タイプのウィンドウには閉じるボタンがありません。これは仕様です。
符号付き32ビット整数のオーバーフローを発生させる除算の処理はCPUの実装依存(未定義)なので,プログラミングで回避する必要があります。たとえば下記の演算は,Apple Siliconでは-2147483648
(数学的には正しくない)を返し,Intelではアプリケーションをクラッシュさせるかもしれません。これは仕様です。
var $a; $b; $c : Integer
$a:=-2147483648
$b:=-1
$c:=$a\$b