同一マシンに4D Serverのライセンスをインストールし,複数のインスタンスを同時に起動した場合,サーバーはクライアント接続ライセンスを分け合うことになります。つまり,一方のサーバーにクライアントが接続するたびに,他方のクライアントに接続できるクライアント数が減少します。ただし,他のサーバーが使用しているライセンスは,サーバー管理画面に表示される接続ユーザー数の計算に含まれません。これは仕様です。Get license info
から返されるusedCount
も同様です。
Write Proの標準アクションprint
は,プレビューを表示してからページビューモードで印刷を実行します。つまり,ヘッダーやフッターが非表示に設定されていれば,印刷はされません。
コマンドのWP PRINT
をすれば,プレビューを省略することができますが,印刷されるのはドキュメント全体なので,ヘッダーやフッターも印刷されることになります。これは仕様です。
Write Proのwk decimal
タブ(小数点の位置で数値を揃える)は,ピリオドとカンマのいずれかを小数点として認識します。地域と言語の設定は考慮されませんので,桁区切りと併用することはできません。これは仕様です。
ツールボックスのメニューエディターには「イベントを発生させない」というプロパティが存在します。このイベントとはOn Data Change
のことです。
編集メニューの「ペースト」標準アクションに「イベントを発生させない」プロパティが設定されていない場合,アプリケーションモードでは,ペーストの直前にOn Data Change
イベントが発生します。
これは,通常のタイミング(入力を確定した時点)よりも早く,値が変更される前のことなので,奇妙に感じるかもしれません。編集メニューの標準アクションは,原則的に「イベントを発生させない」設定にしたほうが良いでしょう。これには「取り消し」「やり直し」「カット」「ペースト」アクションが含まれます。