v19r6以降,プロジェクトモードのチーム開発ができるようになりました。開発モードが有効にされている場合,クライアントはネットワークファイル共有システムを介してサーバー側のプロジェクトにアクセスすることになります。
開発モードのクライアントは,常にローカルのプロジェクトフォルダーを最新に保つため,更新されたファイルを特定し,必要に応じてリロードするようになっています。通常,この処理は瞬時に完了します。しかし,サーバーがWindowsの場合,macOSのSMBクライアントで開発モードのパフォーマンスが著しく低下することが観察されています。同じサーバーに接続しているWindowsのSMBクライアントでは問題ありません。パフォーマンスの低下は,メソッド数が300,000
程度のプロジェクトで顕著です。
調査により,macOSのAPIから間違った情報が返されるため,大量のリロードが頻繁に発生していることがわかりました。問題を回避するため,macOSでプロジェクトモードのチーム開発をする場合,SMBではなく,NFSのファイル共有を使用することが勧められています。