4D-jp 4D Japan Technical Support Team

4D 20r8 修正リスト

2025-04-14

バージョン: 20r8
ビルド: 100330

  • ACI0105554 メソッドエディターでAlt/optionキーを抑えながらエンティティまたはエンティティセレクション型クラスのメンバー関数をクリックしても,定義にジャンプすることができませんでした。ACI0105468が修正されたことによる副作用のようです。

  • ACI0105552 WebAdmin サーバーがすでに動いている状態でプロジェクトを開いた場合,WebAdmin サーバーが停止しました。ACI0105471が修正されたことによる副作用のようです。

  • ACI0105503 ファイルシステムパス(/RESOURCES/images/icon.png)ではなく相対POSIXパス(file:images/icon.png)でベベルボタンの画像を指定した場合, デザインモードではアイコンが表示されますが,アプリケーションモードではアイコンが表示されませんでした。

  • ACI0105530 Mac版のみ。プロジェクトに画像やドキュメントといったサポートファイルが大量に含まれている場合,それらのファイルも再帰的なコード署名の対象となるため,コンポーネントのビルドに時間がかかりました。

  • ACI0105521 セッション権限にデータクラスを作成するパーミッションだけが設定されており,更新するパーミッションが設定されていない場合,エンティティを作成することができませんでした。ACI0104918が修正されたことによる副作用のようです。

  • ACI0105510 データクラスのソースファイルが存在しない場合,Visual Studio Code のシンタックスチェックを実行するとエラーが返されました。

  • ACI0105486 クラスに大文字と小文字の組み合わせだけが違う複数の属性またはメンバー関数が定義されている場合,メソッドエディターのオートコンプリートにはいずれかひとつが候補として表示されました。

  • ACI0105468 オブジェクト型の計算属性をクラス名で宣言した場合,メソッドエディターのオートコンプリート候補やヘルプTipsに計算属性のクラス名が表示されませんでした。単純にオブジェクト型であるとだけ表示されます。

  • ACI0105514 Windows版のみ。「最近使用したプロジェクトを開く」の履歴に開発モードで開いたプロジェクト(.4DLink ファイルのstructure_file属性がIPアドレス表記になっている)が存在する場合,デザインモードのツールバーにある当該ポップアップメニューをクリックすると,POSIXパスが無効であるというランタイムエラーが返されました。Mac版はfile:URLがボリューム名から始まっていれば問題ありませんが,Windowsと同じようにボリューム名を省略すれば,同じエラーが返されます。

  • ACI0105509 フォームの配置したクイックレポートエリアを右クリックした場合,「未定義のオブジェクトです」というランタイムエラー10701が返されました。

  • ACI0105507 Windows版のみ。ウィンドウタイトルバーの最大化ボタンをクリックしてウィンドウを最大化した場合,フォームサイズの変更に伴い,スプリッターなどのオブジェクト群が移動またはリサイズされますが,復元ボタンをクリックして最大化を解除すると,移動またはリサイズされたオブジェクト群が元の位置に戻りませんでした。ACI0105373が修正されたことによる副作用のようです。

  • ACI0105502 オブジェクト型フィールドをフォームに配置した場合,フォームオブジェクトが非表示であっても,On Load イベントでFunction get計算属性が評価されました。また,デザインモードでフォームを実行した場合,On Unload イベントでFunction get計算属性が評価され,アプリケーションがクラッシュしました。ACI0105258が修正されたことによる副作用のようです。

  • ACI0105492 6個以上のプロセスで同時に4D.HTTPRequestを何度も実行した場合,数分から数時間後にアプリケーションがクラッシュする恐れがありました。ACI0105495が修正されたことによる副作用のようです。

  • ACI0105491 メンバー関数の宣言行またはブロックコメントの/*行を右クリックして「現在のレベルを折りたたむ」を選択した場合,アプリケーションがクラッシュしました。

  • ACI0105435 SET QUERY DESTINATIONなど,一部のコマンドに未定義のバリアント型を渡した場合,シンタックスエラーが返されました。変数に値が代入されていれば問題ありません。

  • ACI0104034 Windows版のみ。WA OPEN URLで空のページを設定した非表示の統合Webエリアが存在するページからフォームのページを切り替えた場合,入力エリアにテキストをタイプ入力することができなくなりました。別のウィンドウをアクティブにしてからフォームに復帰すれば,再びタイプ入力できるようになります。

  • ACI0105506 SELECT LOG FILEでジャーナルファイルを選択した場合,backup.4DSettings ファイル内のJournalFileEnabledプロパティが更新されませんでした。

  • ACI0105368 Linux版のみ。Qodly ServerでWebSocketServerを使用した場合,アプリケーションがクラッシュしました。

  • ACI0105493 Write Proドキュメントを再保存した場合,オブジェクトに追加したユーザー属性が更新されませんでした。初回の保存では問題ありません。

  • ACI0104918 あるデータクラスを更新するパーミッションを持たないセッションからリレーション属性である別のデータクラスを更新しようとした場合,そのデータクラスを更新するバーミッションを持っていても,権限エラーでエンティティを保存することができませんでした。

  • ACI0105504 サーバーからチャンク形式のレスポンスが返された場合,4D.HTTPRequestがエラー23を返すことがありました。チャンク形式のレスポンスは,接続毎リクエスト数の上限に達した場合に返されます。

  • ACI0105500 ライセンス画面に表示されるWebライセンスの名称が商品名と合っていませんでした。

旧称 変更後
4D Web Server 4D Web Application
4D Web Server - Local 4D Web Application - Local
4D Web Server - 1 Connection 4D Web Application - 1 Connection
4D Web Server for 4D Client 4D Web Application for 4D Client
4D WebServices Server 4D Web Services
4D WebServices Server - Local 4D Web Services - Local
4D WebServices Server - 1 Connection 4D Web Services - 1 Connection
  • ACI0105427 バイナリモードで設定したフォームオブジェクトの「必須入力」プロパティは,プロジェクト変換時に解除されますが,影響を受けたフォームオブジェクトの情報が変換ログに記録されませんでした。

  • ACI0105495 4D.HTTPRequest.new()のオプションに渡されたAccept-Encodingヘッダーが無視され,常にgzip, deflateが送信されました。HTTP Requestコマンドであればヘッダーをカスタマイズすることができます。

  • ACI0105469 エンティティセレクション型リストボックスのプロパティ(カレントの項目・カレントの項目の位置・選択された項目)にフォームクラスのプロパティが設定されている場合,フォームクラスのインスタンスが作成されませんでした。

  • ACI0105459 macOS Sonomaのみ。ウィンドウがフォーカスされていない時のデフォルトボタンのタイトルカラーが正しくありませんでした,

  • ACI0105297 WebAdmin サーバーを開始した場合,SELECT LOG FILEが使用できなくなりました。

  • ACI0105366 4D for OCIプラグインのバージョン番号が正しく表示されませんでした。

  • ACI0105411 すでに削除したリストの対してOBJECT SET LIST BY REFERENCEを使用した場合,アプリケーションがクラッシュしました。

  • ACI0105474 フランス語版のみ。ピクチャがみつからないときに表示されるエラーメッセージのローカライズが正しくありませんでした。英語とフランス語が混ざったメッセージ(”il manque a picture”)が表示されます。

  • ACI0105457 リモートデスクトップ接続で4D Write Proエリアを操作したときのパフォーマンスが芳しくありませんでした。画像を含むテキストをコピーした状態では,アプリケーションの反応が非常に遅くなり,キー入力毎に5秒ほどアプリケーションが停止しました。

注記: リモートデスクトッププロトコルでは,ペーストボードがネットワーク共有されることが原因でした。修正により,データベースパラメーター133が追加されています。値を1に設定することにより,過去バージョンのペーストボード動作に戻すことができます。このモードでは,データURIとしてエンコードされた画像(ブラウザ等からドラッグ&ドロップまたはコピーされたテキストに存在)がペーストボードに含まれません。

  • ACI0105484 model.4DModel ファイルを使用しているプロジェクトでSELECT LOG FILEを使用した場合,が設定ファイル存在しなければ自動的にbackup.4DSettings が作成されますが,ファイルにデフォルトのバックアップ設定が記録されませんでした。ACI0105452が修正されたことによる副作用のようです。

  • ACI0105494 クライアント/サーバー版のみ。HTTPHandlers.jsonpatternを設定した場合,クライアント側のdsが空になりました。パターンがURLの/REST/プリフィックスを覆っているようです。

  • ACI0105482 列のスタイルでアンダーラインが設定されているセルのアンダーラインをリボンツールで除去した場合,VP Convert to pictureで出力した画像にセルの正しいスタイルが反映されませんでした。JSONレベルではセルのスタイルがtextDecoration: nullに正しく変更されていますが,間違って列のスタイルを継承していることが原因です。

  • ACI0105481 列のスタイルで前景色が設定されているセルの前景色をリボンツールで除去した場合,VP Convert to pictureで出力した画像にセルの正しいスタイルが反映されませんでした。JSONレベルではセルのスタイルがforecolor: ""に正しく変更されていますが,間違って列のスタイルを継承していることが原因です。

  • ACI0105476 データファイルの外にピクチャ型またはBLOB型のフィールドを保存できなかった場合,アプリケーションがクラッシュしました。ACI0105050が修正されたことによる副作用のようです。

  • ACI0105472 VP Convert from 4D Viewで大量の4D ViewスプレッドシートをView Proに変換したり,VP IMPORT FROM OBJECTでオブジェクトから展開した場合,かなりの時間がかかりました)。

  • ACI0105475 Mac版のみ。コンポーネントをビルドした場合,info.plist ファイルの内容が書き換わりませんでした。

  • CFBundleName
  • CFBundleDisplayName
  • CFBundleShortVersionString
  • NSHumanReadableCopyright
  • CFBundleVersion

  • ACI0105434 クイックレポートのステータスエディターに同じN対1リレーションフィールドが繰り返し表示されました。

  • ACI0105419 ランタイムエクスプローラーの「ウォッチ」ページで画面を右クリックした場合,デバッガ向けのコンテキストメニューが表示されました。

  • ACI0105104 ASTインタープリターモードでは,シンタックスエラーが存在するメソッドをQodly Studio でトレースすることができませんでした。

  • ACI0105429 パッケージ内にバイナリモードとプロジェクトモードの両方が存在する場合,プロジェクトモード特有の設定を保存すると,バイナリモードにも設定が表示されました。バイナリモードとプロジェクトモードの設定は別々に管理されるべきです。ACI0105154と関連があります。モードを切り替える前にアプリケーションを終了すれば問題ありません。

  • ACI0105424 フォームクラスにエンティティ型を設定した場合,当該エンティティクラスの属性・メンバー関数・計算属性がFormのオートコンプリートリストに表示されませんでした。

  • ACI0104382 指定したパスの4D.WebSocketオブジェクトがすでに存在し,terminatedプロパティがTrueではなかった場合,新しい4D.WebSocketオブジェクトは作成されずにエラーが返されますが,同時に既存の4D.WebSocketオブジェクトがクリアされました。

  • ACI0105371 「旧式セッション管理」または「セッション管理なし」が有効にされている場合,シングルユーザー版のWebプロセスでSessionがスタンドアロン用のセッションオブジェクトを返しました。nullが返されるべきです。

  • ACI0105455 オブジェクトのプロパティに対して文字列のインデックス演算子([[]])を記述した場合,「ポインターの参照先が文字式であると仮定して処理します。 (533.1)」というコンパイラー警告が返されました。

注記: エラーメッセージから「ポインターの参照先が」という表現が見直されました。

  • ACI0105374 アプリケーションモードのスプラッシュスクリーンに.svg 形式の新しい画像ではなく,.png 形式の古い画像が表示されました。

  • ACI0105283 SELECT LOG FILEでジャーナルファイルを選択した場合,catalog.4DCatalog ファイル内のjournal_file_enabledプロパティが更新されませんでした。

注記: 書き込みの完了を即座に確認する必要がある場合,DELAY PROCESS(Current process; 60)で間を置くようにしてください。

  • ACI0105460 On Timer イベントでコレクション型のリストボックスの内容を交換した場合,メモリーリークが発生しました。

  • ACI0105458 計算属性を含むオブジェクトをthrowで返した場合,アプリケーションがクラッシュしました。

  • ACI0105446 コンパイル版のコンポーネントからホストプロジェクトのクラス関数を呼び出して戻り値を受け取らなかった場合,アプリケーションがクラッシュしました。戻り値を変数に代入すれば問題ありません。

  • ACI0105445 Windows版プロジェクトモードのみ。チェックボックスまたはラジオボタンにCSSスタイルシートが設定されており,オブジェクトサイズが奇数値の場合,ボタンタイトルが完全に表示されないことがありました。画面解像度とスケーリングの計算に問題があるようです。

  • ACI0105451 ボタンの「ポップアップメニューあり」プロパティを解除した場合,On Alternate Click イベントも解除されました。

注記: 「ポップアップメニューあり」ボタンの場合,On Clicked イベントではなく,On Alternate Click イベントが発生することに留意してください。

  • ACI0105437 QUICネットワークレイヤーのみ。SQLクエリでレコードをロックしたプロセスが延期されている状態でクライアントを強制終了した場合,レコードがロックされたままになりました。

  • ACI0105449 プロジェクトモードでは,プロパティリストにピクチャボタンのフレーム切り替え間隔が「秒」単位と表示されました。バイナリモードでは「Tick」単位でした。ラベルの問題であり,動作には影響ありません。

  • ACI0105443 コンボボックスの入力フィルターをOBJECT SET FILTERで変更した場合,設定が即座に反映されませんでした。別のフォームオブジェクトにフォーカスを移動したタイミングで新しい入力フィルターが適用されました。

  • ACI0105442 コンボボックスの表示フォーマットをOBJECT SET FORMATで変更した場合,設定が即座に反映されませんでした。別のフォームオブジェクトにフォーカスを移動したタイミングで新しいフォーマットが適用されました。

  • ACI0105441 コンボボックスの水平揃えをOBJECT SET HORIZONTAL ALIGNMENTで変更した場合,設定が即座に反映されませんでした。別のフォームオブジェクトにフォーカスを移動したタイミングで新しい水平揃えが適用されました。

  • ACI0105450 バイナリモードのみ。チェックボックス・ラジオボタン・ボタンに1文字だけのタイトル文字列を設定することができませんでした。

  • ACI0105447 プロジェクトモードのみ。Qodlyのスターティングページを追加した場合,qodlyApp.json ファイルが作成されますが,その状態で4DのWebサーバーをテストすると,4DのホームページからQodlyのスターティングページにリダイレクトされました。

  • ACI0105426 メールサーバーがCAPAコマンドに対応していない場合,POP3 TransporterauthenticationModeプロパティで指定した認証モードが使用されるべきですが,常にAPOPが使用されました。

  • ACI0105346 プロジェクトモードのみ。ライセンスのアクティベーションを実行した後,すぐにデザインメニューの「Qodly アプリケーションをプレビュー…」および「Qodly Studio…」が表示されませんでした。プロジェクトを再起動する必要があります。

  • ACI0105438 プロジェクトモードのみ。コンボボックスおよびポップアップドロップダウンメニューオブジェクトのプロパティリストに「水平揃え」がありませんでした。

  • ACI0105422 シングルユーザー版のWebプロセスで実行したメソッドの最終行が空行だった場合,設定した権限が失われました。

  • ACI0105417 Windows版のみ。サーバーアプリケーションをビルドした場合,除外コンポーネントの指定が無視されました。

  • ACI0105328 Mac版プロジェクトモードのみ。バイナリモードでブール型フィールドを「Yes/No 」形式のラジオボタンとしてフォームに配置している場合,プロジェクトモード変換後にタイトルの幅が足りずに表示が切れることがありました。特におおきなフォントサイズで問題が発生します。

  • ACI0105397 ASTインタープリターモードでは,128個を超えるパラメーターをコマンドに渡した場合,アプリケーションがクラッシュしました。

  • ACI0105388 ASTインタープリターモードでは,メソッドやメンバー関数の情報がデバッグログファイルに出力されませんでした。

  • ACI0105413 Mac版Apple Siliconターゲットのコンパイルモードのみ。 Try(expression)でコード実行がアボートされました。

注記: ランタイムが修正されました。再コンパイルの必要はありません。

  • ACI0105390 オプションのformulaプロパティを省略した場合,VP EXPORT TO BLOBが内部エラーを返しました。

  • ACI0105382 バイナリモードのみ。チェックボックスのタイトルをスペース( )に設定した場合,代わりにコロン記号(:)が表示されました。

  • ACI0105391 自動アクションが設定されていないタブコントロールやボタングリッドにOBJECT SET ACTIONで「ページ移動」アクションを設定しても無視されました。

  • ACI0105348 ツールボックスの「リスト」「ヘルプTips」「メニュー」のいずれかを編集中に別アプリケーションのウィンドウを最前面に表示した場合,編集した内容が失われました。

  • ACI0105412 直接型指定モードでコンパイルを実行した場合,property構文でプロパティの宣言と初期化を同時に実行するコードが「関数の戻り値のタイプが矛盾しています」「パラメーター$0が明示的に定義されていません」というエラーを返しました。

  • ACI0104809 コレクション型またはエンティティセレクション型のリストボックスに自動行高さが設定されている場合,セルを編集あるいは行を選択するとスクロールバーの位置が移動しました。配列型リストボックスでゃ問題ありません。ACI0104541が修正されたことによる副作用のようです。

  • ACI0105224 クライアント/サーバー版のみ。「サーバー側で実行」メソッドにトランスポーターオブジェクトをパラメーターとして渡した場合,添付のFileオブジェクトが失われました。

  • ACI0105341 Mac版のみ。「4Dについて…」およびWelcome ウィザードが4Dのアピアランスではなく,システムの外観モードで表示されました。

注記: それぞれの画面にはWebエリアが使用されており,CSSの@media (prefers-color-scheme: dark)が設定されていました。修正により,アプリケーションのアピアランスが反映されるようになりましたが,ダイアログを表示した後にシステムの外観モードが切り替わった場合,自動的に変化することはありません。

  • ACI0105316 Visual Studio Code のデバッガにオブジェクト型の構造とプロパティ値が正しく表示されませんでした。

  • ACI0105005 オブジェクト型フィールドのORDAクエリでYYYY-MM-DD形式の日付リテラルが正しく評価されませんでした。日付型フィールドのORDAクエリであれば問題ありません。

  • ACI0105395 環境にHTTPプロキシが設定されており,同一端末上で複数のWebサーバーが起動されている場合,4D.HTTPRequestが一方のサーバーにしかリクエストを送信しませんでした。

  • ACI0105392 クライアント/サーバー版のみ。EXECUTE ON CLIENTプロセスが動作している状態でデザインモードのメニューからクライアントを終了した場合,アプリケーションがクラッシュしました。

  • ACI0105398 Windows版のみ。PRINT SETTINGSを実行した場合,Windows Server 2025 の新しい印刷設定ダイアログが表示されました。従来の印刷設定ダイアログが表示されるべきです。

  • ACI0105379 リストボックスヘッダーの高さがアイコン画像の高さよりも低い場合,アイコンのアスペクト比が保持されず,画像がつぶれて表示されました。

  • ACI0105330 QodlyScript(拡張子.4ds)でメソッドまたはクラスを記述した場合,4D.OutgoingMessageが認識されませんでした。

  • ACI0105383 クライアント/サーバー版のみ。4D Serverで新規プロジェクトを作成した場合,エクスプローラーの「ホーム」タブにデフォルトフォルダーが作成されませんでした。バイナリモードでは問題ありません。

  • ACI0105351 オブジェクト型フィールドのプロパティにクラシック言語とオブジェクト記法で代入した値が保存されませんでした。クラシック言語とOB SET,あるいはORDAとオブジェクト記法を使用すれば,問題なく値が保存されます。

CREATE RECORD([Table_1])
[Table_1]obj:={}
SAVE RECORD([Table_1])
[Table_1]obj.Monaco:=True
SAVE RECORD([Table_1])
  • ACI0105389 スタートアップ時に「データベースが完全でない場合,最新のログを統合する」が発動し,ジャーナルの統合が実行された場合,バックアップジャーナルがデータフォルダー内のLogs フォルダーではなく,システムフォルダー内のLogs フォルダーに作成されました。ACI0104919が修正されたことによる副作用のようです。

  • ACI0105352 Windows版のみ。CEF版Webエリアにキーストークを監視するタイプのWebアプリケーションを表示した場合,パフォーマンスに問題がありました。

注記: CEFのバージョンアップに伴い,過去バージョン向けのパッチが無効になりました。修正により,4DCEFParameters ファイルを使用せず,非公式のWA SET PREFERENCES (...;200;False)を実行することで,disable-gpu-compositingを無効化し,パフォーマンスを改善することができます。とはいえ,これは特定のWebアプリを対象とした特別な措置であり,通常は使用するべきではありません。

  • ACI0105323 entitySelection.attributeNameをエンティティのエイリアス属性として宣言した場合,リレーション属性のすべてのエンティティが返されませんでした。

  • ACI0105373 Windows版のみ。フォームにスプリッターが配置されている場合,リサイズ操作で移動したオブジェクトが新しい位置に引っかかってしまうことがありました。ウィンドウを小さくした直後によく現象が発生します。

  • ACI0105365 クラスファイルを編集中に関数名のドロップダウンメニューを右クリックした場合,ランタイムエラー#-10716が返されました。

  • ACI0105357 4D.TCPConnection.new()に渡されたパラメーターに問題があるためにTCP接続が確立できなかった場合,onErroronTerminateが実行されました。パラメーターに問題がある場合,コールバック関数は実行せず,即座にエラーをスローしてNullを返すべきです。

  • ACI0105355 4D.TCPConnectionから返されるエラーメッセージの形式が正しくありませんでした。componentSignature4文字の識別子ではなく,数値で返されました。

  • ACI0105354 4D.TCPConnectionのコールバック関数にはeventオブジェクトが渡されますが,すべてのネットワークイベントで同じオブジェクトが使い回されていました。毎回,イミュータブルな新しいオブジェクトが渡されるべきです。

  • ACI0105370 メソッドのトレース中に新規式を作成し,値が入力されていない状態で別のアプリケーションにフォーカスを移動した後,再びデバッガを前面に移動してメソッドをステップオーバーした場合,アプリケーションがクラッシュしました。

  • ACI0105306 Visual Studio Code のリモートデバッガが文字化けしました。DAPプロトコルのエンコーディングはUTF-8ですが,デコード処理にUTF-8が使用されていませんでした。

  • ACI0105154 パッケージ内にバイナリモードとプロジェクトモードの両方が存在する場合,プロジェクトモードでWebAdmin の設定を保存すると,バイナリモードにも設定が反映されました。バイナリモードとプロジェクトモードの設定は別々に管理されるべきです。

注記: 修正により,設定>Web>Web機能の「Qodly Studio へのアクセスを有効化する」は,プロジェクトモードだけで表示されるようになりました。ファイル>Web管理の「Qodly Studio へのアクセスを有効化する」は,すべてのプロジェクトやデータベースに共通の設定なので,バイナリモードとプロジェクトモードの両方で表示されます。もっとも,実際にQodly Studio が使用できるのは,プロジェクトモードだけです。

  • ACI0105367 #DECLARE宣言が記述されたメソッドを編集中にFor Each構文のコード補完を使用した場合,アプリケーションがクラッシュしました。ACI0105312が修正されたことによる副作用のようです。

  • ACI0105347 ASTインタープリターモードでパラメーターを渡さずにQUERY QUERY SELECTION QUERY BY ATTRIBUTE QUERY SELECTION BY ATTRIBUTEを実行した場合,アプリケーションがクラッシュしました。

  • ACI0104339 コレクション型またはオブジェクト型のメンバーの直後にNullが存在するようなコレクションをFor each構文で処理した場合,NullValue typeIs null (255)ではなく,直前に代入されたメンバーと同じIs collection (42)またはIs object (38)を返しました。

注記: 問題は修正されましたが,インタープリターモードでValue typeが正しい値を返すためには,イテレーター変数を明示的に宣言する必要があります。インタープリターモードでFor each構文のイテレーター変数を明示的に宣言しなかった場合,その変数は未定義の状態から始まり,コレクション型が代入された時点でコレクション型になります。そのような変数にNullを代入した場合,コレクション型のまま値がNullになります。インタープリターモードで型が宣言されていない変数に値を代入した場合,すでに代入されている値の型をできるだけ変えないように代入が処理されるからです。

コンパイルモードでは,すべての変数が宣言されており,明示的に宣言されていないイテレーター変数はバリアント型になります。修正前のFor each構文では,バリアント型に対する代入であっても,すでに代入されている値の型をできるだけ変えないように代入が処理されていました。修正により,変数が明示的にバリアント型として宣言されていれば,NullNullのまま代入されるようになりました。

  • ACI0103409 設定>メソッドエディター>オプションの「変数とフィールドを強調」を「選択範囲上のみ」にした場合,メソッドエディターで変数をダブルクリックすれば,大文字と小文字を区別せずに同名の変数がハイライト表示されるはずですが,大文字と小文字が区別されました。

注記: 修正により,プロパティ名は大文字と小文字が区別され,変数名は大文字と小文字されないようになりました。

  • ACI0105310 Contents フォルダーが存在するバンドル形式のコンポーネントがLSPサーバーにロードされませんでした。

  • ACI0105343 ビルドキーのDatabaseToEmbedInClientWinFolderまたはDatabaseToEmbedInClientMacFolderを使用してクライアントアプリケーションをビルドした場合,クライアントアプリケーション起動時にライセンス入力を求められました。

注記: ビルドキーのDatabaseToEmbedInClientWinFolderまたはDatabaseToEmbedInClientMacFolderを使用してクライアントアプリケーションをビルドし,かつ,Default Data を組み込んだ場合,Unlimited Desktop ライセンスが必要です。データファイル無しでクライアントアプリケーションを起動した場合(コマンドラインインターフェースの--datalessを含む),Unlimited Desktop ライセンスは必要ありません。

  • ACI0105308 フランス語版のみ。ようこそ画面のフランス語が正しくありませんでした。Ouvrir ou Créer un projet d’application の”C”は小文字で表記するべきです。

  • ACI0105300 Windows版のみ。クライアント自動アップデート中にupdate.win.4darchive ファイルが書き換わりました。ACI0104623が修正されたことによる副作用のようです。

  • ACI0105141 Mac版のみ。QUICネットワークレイヤーのみ。クライアントをしばらく放置した場合,サーバーがクラッシュすることがありました。

  • ACI0104856 Write Proドキュメントにセルのマージされたテーブルが表示されている場合,水平ルーラーの左マーカーが間違った位置に表示されました。

  • ACI0104743 コンポーネントのクラス名をエクスプローラーで編集することができました。入力を確定すると,エラーメッセージが表示され,クラス名が復元されます。

  • ACI0105345 Windows版のみ。クライアント側でWebサーバーを運用した場合,ネットワークエラーによってアプリケーションがクラッシュすることがありました。

注記: ネットワークエラー自体を回避することはできませんが,クラッシュを回避するための対策が施されました。

  • ACI0105277 フォームをデザインモードで開いた場合,フォームオブジェクトの表示に時間がかかりました。

  • ACI0105343 ビルドキーのDatabaseToEmbedInClientWinFolderまたはDatabaseToEmbedInClientMacFolderを使用してクライアントアプリケーションをビルドした場合,クライアントアプリケーション起動時にライセンス入力を求められました。

注記: ビルドキーのDatabaseToEmbedInClientWinFolderまたはDatabaseToEmbedInClientMacFolderを使用してクライアントアプリケーションをビルドし,かつ,Default Data を組み込んだ場合,Unlimited Desktop ライセンスが必要です。データファイル無しでクライアントアプリケーションを起動した場合(コマンドラインインターフェースの--datalessを含む),Unlimited Desktop ライセンスは必要ありません。

  • ACI0105251 コンポーネントから関連メニューバーの設定されたフォームを表示した場合,アプリケーションのメニューバーが切り替わりませんでした。

  • ACI0105135 計算属性のORDAクエリに名前付き引数を使用した場合,Function queryにパラメーター値が渡されませんでした。プレースホルダーを使用すれば問題ありません。

  • ACI0105325 トルコ語のシステムでコンパイラーが起動できませんでした。

  • ACI0104816 Write Proドキュメントのテーブルの後に改行コードが存在する場合,WP Get elementswk type tableで取得したテキストに余計な改行コードが含まれました。

注記: WP Get elementsではなくWP INSERT DOCUMENTが修正されました。

  • ACI0105320 Visual Studio Code で複数のプロセスをデバッグ中に「続行」アクションを実行した場合,そのプロセスは再開されますが,残りのプロセスは終了しました。

  • ACI0105319 ビルド版サーバーアプリケーションの「ウィンドウ」メニューに「プロジェクト依存関係」が表示されました。Info.plist ファイルにcom.4D.HidePackageManagerMenuItemを追加すれば,回避することができます。

  • ACI0105318 VP CREATE TABLEを実行した場合,cs.TableColumnsは未知のクラスであるというエラーが返されました。

注記: ドキュメントの例題も修正されました。20r8ではクラス名がTableColumnsではなくTableColumnとなります。20r7以前では,クラスを使わずにNew objectでオプションを渡してください。

  • ACI0105312 AST(抽象構文木)インタープリターのみ。パラメーターに互換性のないデータ型を渡して関数やメソッドを実行した場合,エラーメッセージが正しく表示されませんでした。

  • ACI0105309 スケーラブルWebセッションと強制ログインモードが有効化されたアプリケーションの/4DACTION/リクエストから呼び出されたWebセッションでSession.setPrivileges()を使用した場合,セッションの権限が設定されませんでした。

  • ACI0105295 クライアント/サーバー版のみ。サーバー側で特定のキーボードショートカットを設定することができませんでした。escape tab backspace return space および矢印キーが認識されません。

注記: リソースのXLIFFファイル(ToolBox__.xlf )に問題がありました。

  • ACI0103009 ピクチャ型フィールドのORDAクエリでキーワード演算子(%)とプレースホルダーを使用することができませんでした。

  • ACI0105329 VP PRINTに定数のvk workbookまたは-2を渡してスプレッドシートを印刷することができませんでした。SpreadJS のアップデートが影響しているようです。

  • ACI0105197 Windows版のみ。CEF版Webエリアに表示されたダウンロードリンクをクリックした場合,ファイルダウンロード画面が表示されますが,そのままフォームを閉じた場合,一緒にファイルダウンロード画面が閉じられませんでした。

注記: 問題を回避するためにCEFのダウンロードツールは無効化されました。CEFの設定はキャッシュされるため,過去バージョンのCEF版Webエリアにも反映されます。過去バージョンのファイルダウンロード画面を復活させるためには,CEF_Cache を削除する必要があります。

  • ACI0105324 Windows版のみ。controlボタンを押しながらマウスホイールを操作してCEF版Webエリアに表示されたページをズームしようとした場合,アプリケーションがクラッシュしました。CEFのアップデートが影響しているようです。

注記: 問題を回避するためにCEFのズームツールは無効化されました。

  • ACI0105344 Mac版のみ。アプリケーションを起動すると,システムキャッシュフォルダー(/private/var/folders/ )にcom.4D.4D.code_sign_clone またはcom.4D.4DServer.code_sign_clone という名称のコピーが作成されました。CEFのアップデートが影響しているようです。4DCEFParameters.json"disable-features" : "MacAppCodeSignClone"を追加することで回避できます。

  • ACI0105339 Windows版のみ。On Web Authentication データベースメソッドでデバッガを起動した場合,アプリケーションがフリーズしました。

  • ACI0105223 Mac版のみ。管理画面の「メンテナンス」タブのボタンタイトルがドイツ語とポルトガル語では正しく表示されませんでした。

  • ACI0104913 インタープリターモードのみ。Last errors()がエラーを返しました。Last errorsであれば問題ありません。

注記: 以下のコマンドは()をつけて呼び出すことができます。

* `Current process name`
* `Call chain`
* `WEB Server list`
* `Get group access`
* `Form Get color scheme`
* `Web progress`
* `Last errors`
* `Web event`
* `Web form`

以下のコマンドは`()`をつけて呼び出すことができません。

* `True`
* `False`
  • ACI0104592 コンパイラーパスを「すべて定義させる」に設定し,三項演算の三項に文字列同士の比較演算(< <= > >= = #)を記述した場合,コンパイルエラーになりました。
$b:=False ? False : "cat"#"cat"`
  • ACI0105293 サーバーに接続した場合,ツールバーの「MSC」ボタンが「管理画面」ボタンに変化しますが,ボタンタイトルが途切れて表示されました。ACI0105245が修正されたことによる副作用です。

  • ACI0105307 AST(抽象構文木)インタープリターのみ。 Character code Substring Lengthなどのパラメーターを省略した場合,アプリケーションがクラッシュしました。

  • ACI0105259 AST(抽象構文木)インタープリターのみ。Time関数に時間型を渡した場合,エラーが返されました。

注記: ドキュメントに記載されているとおり,Timeに渡すことができるのは,文字列と整数だけです。加えてTimeはタイプキャスト関数(String Num Date Time Bool)のひとつでもあるので,undefined を渡すこともできます。しかしながら,他のタイプキャスト関数とは違い,Timeだけは,キャストするデータ型をそのまま返すNOOP実装がありませんでした。修正により,Timeのパラメーターリストに時間型が追加され,NOOPのタイプキャストが実装されました。なお,過去バージョンのコンパイラーは,暗黙的に時間型を整数型にキャストしていたため,Timeに時間型を渡すことができました。ただし,歴史的な仕様として,時間型はドキュメント参照でもあるため,コマンドやコンパイラーによる時間型から整数型(そしてその逆の)暗黙的なキャストは安全ではありません。ランゲージの仕様として,時間型↔︎整数の暗黙的なキャストは変数の初期化および代入時に限られることになりました。

  • ACI0105322 Windows版のみ。CEF版Webエリアのコンテキストメニューから「要素の検査」を実行した場合,別ウィンドウではなく,Webエリアの内部にインスペクターが表示され,F12 キーを使用しない限り,インスペクターを閉じることができませんでした。

  • ACI0105321 Windows版のみ。CEF版Webエリアのコンテキストメニューに「更新」「要素の検査」が二重に表示され,上に表示される項目を選択するとフォーム終了時にアプリケーションがクラッシュしました。

  • ACI0105317 Visual Studio Code のデバッグコンソールにフォーミュラを記述した場合,2回コードが実行されました。

  • ACI0104972 クラス関数のコンストラクターまたはメンバー関数に#DECLAREを記述した場合,メソッドエディターには警告が表示されず,エクスプローラーのプレビューエリアにだけ警告が表示されました。

注記: 修正により,クラス関数に#DECLARE構文を記述した場合,シンタックスチェックおよびコンパイル時にエラーが返されるようになりました。

  • ACI0105230 目的の値よりも前にnullが出現する場合,コレクション型プロパティに対するクエリがエンティティを返しませんでした。つまり,コレクション型プロパティの値が["Value";Null]であれば,attr.col[] in :1クエリでエンティティをクエリできますが,[Null;"Value"]では,クエリできませんでした。

注記: 修正に伴い,ブール型フィールドに対するシーケンシャルクエリの不具合も是正されました。ブール型フィールドの値がNullの場合,NOT(boolField IS NOT True)がヒットするようになりました。

  • ACI0104609 クライアント/サーバー版のみ。プロジェクトメソッドまたはクラス関数を文字列で渡した場合,entitySelection.orderByFormula()がエラーを返しました。Formula from stringで文字列をフォーミュラに変換すれば問題ありません。

  • ACI0104489 メソッドエディターでクラス名をダブルクリックしてハイライト選択した場合,メニューの「定義に移動」が動作しませんでした。マウスやキーボードを使用してクラス名をハイライト選択した場合,あるいはクラス名をハイライト選択せずにキャレットをクラス名に置いた場合は問題ありません。


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