バージョン: 20r2
ビルド: 100403
-
ACI0104302
File.open("write")
を実行した場合,返された4D.FileHandle
のeof
プロパティがTrue
を返しました。 -
ACI0104208
4D.FileHandle.readText()
でファイルの終わりを超えて読み込みを試みた場合,undefined が返されました。 -
ACI0104207
4D.FileHandle.readBlob()
に無効なオフセットを渡して読み込みを試みた場合,undefined が返されました。 -
ACI0104206
4D.FileHandle.readBlob()
でファイルの終わりを超えて読み込みを試みた場合,undefined が返されました。 -
ACI0104205
4D.FileHandle.readText()
のオフセット値を省略した場合,カレントのオフセット位置ではなく,ファイルの先頭からデータの読み込みを開始しました。 -
ACI0104204
4D.FileHandle
のオフセットが0
ではなく1
から始まりました。 -
ACI0104257 ツールボックスの選択タブのハイライト色が描画されませんでした。ユーザータブおよびグループタブは問題ありません。
-
ACI0104265 ウィンドウが最前面にない場合,デフォルトボタンが正しく描画されませんでした。
-
ACI0104270
FileHandle.readLine()
が先頭行をスキップしました。仕様が見直され,オフセットの開始値が0
に変更されたことによる副作用です。 -
ACI0104272 QodlyアプリケーションのWebフォームで参照したエンティティが解放されず,データベース終了時にCRONプロセスのクラッシュを引き起こす可能性がありました。
-
ACI0104247 Qodly Serverのみ。model.4DModel ファイルでデータクラスの属性を
{"exposed": false, "scope": "publicOnServer"}
に設定してもREST APIで属性の値にアクセスすることができました。 -
ACI0104245 サーバー側にキャッシュされているエンティティのリレーション属性をIDで参照した場合,間違ったコンテキストでリクエストが送信され,アプリケーションがクラッシュすることがありました。
-
ACI0104236 Plugin SDKで文字列型の変数を読み取った場合,メモリ破損が発生し,最終的にクラッシュすることがありました。
-
ACI0104235 リレーションや
OR
演算子を組み合わせた複雑なORDAクエリの最適化に問題がありました。たとえば0.001
秒で終了するはずのクエリに3
秒を要することがあります。 -
ACI0104217 「サーバー側で実行」メソッド属性で大量のサーバー側プロセスを短時間に起動した場合,サーバーがクラッシュすることがありました。プロセスリストを頻繁に更新する過程で競合状態が発生しているようです。
-
ACI0104237 三項演算子の戻り値を未宣言の変数に代入するようなコードを記述した場合,コンパイラーがエラーを返しました。ACI0103960が修正されたことによる副作用です。
$a:=true ? 1 : 2
-
ACI0104214 計算属性をデータソースとするフォームオブジェクトを
Print form
で印刷した場合,アプリケーションがクラッシュしました。 -
ACI0104222 リモートデータストアのエンティティ保存に数秒を要しました。
-
ACI0104221
wss://wss.tradernet.com?SID=xxx
のようにスラッシュ(/
)が省略されたURLに4D.WebSocket
で接続することができませんでした。
ACI0104178 QUICネットワークレイヤーのみ。UDPポートが他のプロセスに使用されている状態でサーバーを起動した場合,エラーが返されませんでした。
-
ACI0104229 ツールバーボタンの幅いっぱいにアイコンやタイトルを表示した場合,リンクしたポップアップメニューが途切れて表示されました。
-
ACI0104213 入力オブジェクトのデータソースにピクチャ型を設定しても,オブジェクトがテキスト入力として初期化されることがありました。テキスト型として振る舞うために,ピクチャをドラッグ&ドロップ操作で入力することができません(マウスポインターがテキスト入力のように反応します)。
-
ACI0104194 自動コード補完の候補リストの上位にテーブルが表示されませんでした。
QUERY
やORDER BY
など,テーブルをパラメーターとして受け取るコマンドを入力しているときは,通常とは違い,[
記号を省略した場合でもテーブルがトップヒットになるべきです。 -
ACI0104136 4D NetKit の Microsoft Graph APIでメールを受信した場合,最後のメッセージに
isLastPage
属性が設定されませんでした。 -
ACI0104091 コレクション型の
FORM GET PROPERTIES
を実行した場合,リストボックスの選択状態が解除されました。 -
ACI0104177 プロジェクトモードのみ。ストラクチャエディターで設定したフィールドのヘルプTipsがフォーム実行時に表示されませんでした。
-
ACI0104123 Windows版のみ。
CONFIRM
画面の左側に表示されるOKボタン(Macではキャンセル)がデフォルトでフォーカスされていました。 -
ACI0104132 書き出しダイアログで.4SIファイルをロードした場合,右上のタブコントロールが表示が正しく更新されませんでした。ファイルタブが選択された状態でフォーマットタブのドロップダウンメニューが表示されました。
-
ACI0104127
OBJECT GET BEST SIZE
がポップアップメニューがリンクされたボタンの最適なオブジェクト幅を返しませんでした。 -
ACI0104096
filehandle.readText()
のオフセット値が正しく更新されませんでした。ストップ文字の後ではなく手前の位置が返されるべきです。 -
ACI0104086 バイナリモードのみ。デザインモード間でフォームやメソッドをドラッグ&ドロップしようとしたときに表示される移動ダイアログで項目を並び替えることができませんでした。リストボックスのヘッダーをクリックしても何も起きません。
-
ACI0104110 デバッガーに入力された式を素早く削除した場合,アプリケーションがクラッシュしました。
-
ACI0104196 Write Proサイドバーインタフェースでドキュメントの背景をコピー&ペーストすることができませんでした。
-
ACI0104195 Write Proサイドバーインタフェースの背景タブを表示した状態で選択したテキストに複数の単位や設定が混在している場合,エラーが返されました。
-
ACI0104193 Windows版のみ。ツールバー・Office XP・サークル型のボタンがフォーカスされているフォームでデフォルトボタンに青いアウトラインが表示されませんでした。
-
ACI0104191 TLS接続が延期された場合,ソケットが閉じられた後にTLS接続を閉じようとすることによるメモリ破損が発生する恐れがありました。ACI0103972(クライアント接続が切断される問題)が修正されたことによる不具合です。
-
ACI0104128 制御配列で自動行高プロパティが有効にされた配列型リストボックスの行を非表示にした場合,リストボックスの下部に空白エリアができました。
-
ACI0104164 エクスプローラーの「プラグイン」ページにアイコンが表示されませんでした。
-
ACI0104165 クライアント/サーバー版のみ。管理画面の「プロセスをデバッグ」ボタンが常に disabled 状態であるため,ストアドプロシージャーやサーバー側で開始したプロセスをデバッグすることができませんでした。Alt+Shift+右クリックでプロセスをトレースすることはできます。
-
ACI0104171 Mac版のみ。高解像度Retinaディスプレイと通常のディスプレイをMacに接続し,一方から他方にウィンドウを移動した場合,表示されるフォントサイズが正しくありませんでした。
-
ACI0104179 ポインター型の
PA_Variable
を使用してPA_ExecuteCommandByID
でRESOLVE POINTER
コマンドを実行した場合,新しいポインター型のPA_Variable
が返されました。過去のバージョンでは元のPA_Variable
がそのまま返されました。 -
ACI0104181 リストボックスのセルにSVG画像を表示した場合,スクロール操作に伴ってメモリが表示され,最終的にアプリケーションがクラッシュしました。
-
ACI0104011 Mac版のみ。環境設定でアピアランスが「継承」に設定されており,フォームのプロパティが「ダーク」に設定されている場合,
DIALOG
コマンドを使用して表示したウィンドウがダークモードで表示されませんでした。DIALOG
コマンドに前にOpen form window
で目的のフォームを指定してウィンドウを表示すれば問題ありません。 -
ACI0104073
CALL SUBFORM CONTAINER
で負のフォームイベントを送信した場合,FORM Event.description
に:xliff:PL_event_-4
のようなXLIFF参照が返されました。 -
ACI0104147 Mac版のみ。最前面ではない Controller form window タイプのウィンドウに表示された入力オブジェクトでは On Mouse Up フォームイベントが必ずしも発生しませんでした。フォームに表示されたオブジェクトの総数やクリックの速度に左右されるようです。対照的に On Clicked イベントは常に発生します。
-
ACI0104176 クライアント/サーバー版のみ。接続が切断されたクライアントのソケットハンドラーが即座に解放されず,無数のハンドシェイクが試みられました。
-
ACI0104159 ブール型フィールドがラジオボタンとして表示されるように設定されたフォームをプロジェクトモードに変換した場合,フィールドがチェックボックスとして表示されるようになりました。
-
ACI0104134 関数と短絡演算子につづけてブール型フィールドを記述した場合,シンタックスエラーが返されました。フィールド名の前半がテーブル名ではなくコレクションとして解釈されているためです。
-
ACI0104153 プロジェクトモードのみ。入力オブジェクトのテキスト横揃えプロパティの設定がフォームエディターの表示に反映されませんでした。
-
ACI0104152 XLIFFで設定された3Dボタンのタイトルを
OBJECT SET FORMAT
で更新した場合,XLIFFリソース名がそのままタイトルとして表示されました。 -
ACI0104141 ブール型フィールドのタイトルを
OBJECT SET FORMAT
で更新することができませんでした。 -
ACI0103772 エンティティセレクション型リストボックスの行を
LISTBOX SELECT ROWS
で選択解除した直後にキーボード操作で行を選択した場合,コマンドを実行する前に選択されていた行を起点として行が選択されました。 -
ACI0104148 Mac版のみ。
ERASE WINDOW
を使用した場合,テキストがグレーアウト表示されました。 -
ACI0104114 バイナリモードのみ。ピクチャライブラリのヘッダーをクリックしても,IDまたは名前で画像が並び替えられませんでした。
-
ACI0104100 Mac版バイナリモードのみ。ピクチャライブラリの画像に4桁以上のIDが設定されている場合,IDの表示がエリプシスで省略されました。
-
ACI0104021 On Row Moved イベントおよびシングルクリック編集が有効にされた配列型リストボックスの行を移動した場合,On Clicked イベントが発生しました。ACI0103898と類似した不具合です。
-
ACI0103754 Mac日本語版のみ。コンボボックスにアプリケーションフォントを設定した場合,メニュー項目の高さが足りませんでした。アプリケーションフォントは内部的に Helvetica または San Francisco のような欧米フォントですが,日本語システムでは代替フォントが使用されます。通常のテキスト入力は自動的に高さが調整されますが,コンボボックスのメニュー項目は欧米フォントに基づいて高さが計算されているようです。
-
ACI0102794 プラグインを必要とする外部プロジェクトを
Compile project
でコンパイルすることができませんでした。 -
ACI0104109 複数の
OR
演算子を使用してリレーション計算属性をクエリした場合,正しい結果が返されませんでした。ACI0104049と類似した不具合です。 -
ACI0103755 標準アクションの「次レコード」と同時に
GOTO OBJECT
でフォームオブジェクトからフォーカスを解除することができませんでした。 -
ACI0101038 フォームに複数のブレークを設定した場合,フォームエディターのルーラーには上から順にB3, B2, B1, B0と表示されますが,プロパティリストにはフォームブレーク, フォームブレーク1, フォームブレーク2と番号が振られました。
-
ACI0104119 Windows版のみ。グループボックスのタイトルテキストが完全に表示されないことがありました。フォント名・フォントサイズ・テキストの内容・外部モニターの使用などが関係しているようです。
-
ACI0104131 同一フォームの通常スタイルのデフォルトボタンが配置されている場合,角の丸いボタンの背景色が通常ボタンと同じ色になりました。
-
ACI0104124 プリント設定画面で終了ページを制限した場合,最終ページが正しく出力されませんでした。
-
ACI0104116 3Dボタンのアイコンがやや右にずれて表示されました。
-
ACI0104112 プラグインから返された値を
APPEND TO ARRAY
に渡した場合,アプリケーションがクラッシュする恐れがありました。 -
ACI0104130 Windows版のみ。
mklink /d symlink
で作成したシンボリックリンクを使用して複数のクライアントアプリケーションを起動した場合,後に起動したクライアントでサーバーに接続すると,先に起動したクライアントのサーバー接続が解除されました。 -
ACI0103184 配列型またはエンティティセレクション型リストボックスの選択されていない行に表示されているチェックボックスをクリックした場合,その行ではなく,最後に選択した行の値が更新されました。
-
ACI0104084
WP SET ATTRIBUTES
で値の単位を変更した場合,属性値が更新されませんでした。たとえば20mm
を2cm
に変更した場合,値が更新されませんでした。 -
ACI0104120 Apple Siliconターゲットのみ。存在しないメソッドパラメーターにアクセスした場合,終了時にアプリケーションがクラッシュしました。
-
ACI0104115 バイナリモードのみ。3Dボタンがローカライズされず,XLIFF識別子がそのまま表示されました。
-
ACI0103999 Windows版プロジェクトモードのみ。ボタンスタイルが通常またはフラットに設定された3Dボタンにフォーカスを移動した場合,Enter キーを入力してもデフォルトボタンが反応しませんでした。
注記: プロジェクトモードでは3Dボタンにフォーカスを移動することができますが,ツールバー・Office XP・サークルボタン(Windows)にフォーカスを移動してもボタンの外観は変化しない点に留意してください。これは仕様です。フォーカスリングが表示されていなかったとしても,これらのボタンがフォーカスされている状態で Enter キーを入力した場合,デフォルトボタンが反応します。
-
ACI0104106 バイナリモードのみ。クライアントで新規プロジェクトメソッドを作成し,トップレベル以外のフォルダーを指定した場合,デザインモードでエクスプローラーを開いていない他のクライアントがクラッシュしました。
-
ACI0104105
@
記号で区切られたテキストをGET TEXT KEYWORDS
で単語に分解できませんでした。
注記: ICU 72.1の不具合でした。問題はICU 73.2で修正されています。ライブラリのアップデート前にインデックスを作成した場合,自動的にインデックスが再構築されます。
-
ACI0104064 フランス語版のみ。ランゲージをフランス語に切り替えた場合,定数の ck count values がトークナイズされませんでした。
-
ACI0104107 日付型フィールドに対するポインターを括弧で括らずに比較演算の右オペランドとして記述した場合,シンタックスエラーが返されました。
-
ACI0104077 フォームのページ移動と同時にリストボックスの列を再作成し,
LISTBOX SET PROPERTY(*; …; lk auto row height; lk yes)
とLISTBOX SET AUTO ROW HEIGHT
を実行した場合,アプリケーションがクラッシュしました。空のリストボックスに列を追加した場合,あるいはリストボックスの自動行高プロパティが最初から有効であれば,問題ありません。 -
ACI0103947 Windows版のみ。進捗インジケーターのデータソース値が
0
の場合,わずかな幅のインジケーター値が表示されました。 -
ACI0104104
GET PRINTABLE AREA
から返される高さがv19と違いました。
注記: 問題は修正されましたが,印刷前にSET PRINTABLE MARGIN (-1;-1;-1;-1)
を実行することで回避策することができます。
-
ACI0104101 Mac版のみ。角の丸いベベルボタンのタイトルが描画されませんでした。
-
ACI0104097 複数のプリエンプティブプロセスから同時に
Get monitored activity
を実行した場合,アプリケーションがクラッシュしました。 -
ACI0104054 プロジェクトモードのみ。フォームエディターのコンテキストメニュー項目「自動サイズ」をラジオボタンまたはチェックボックスに対して使用した場合,サイズ計算が正しくありませんでした。
-
ACI0104090 Alt (Mac版は control )キーを押しながらコメント行に記述されたテーブル名またはフィールド名にマウスポインターを重ねた場合,トークンがハイパーリンクに変化せず,「定義に移動」コンテキストメニューも表示されませんでした。
-
ACI0104055 Windows版のみ。実行ファイルのパスにスペース記号が含まれる場合,タスクマネージャーの詳細タブの「コマンドライン」にコマンドラインが完全に表示されませんでした。クラッシュダンプに出力されるコマンドラインもスペース記号で途切れます。
-
ACI0103870 エクスプローラーに constTheme_92 not found !! のようにローカライズされていない定数グループ名が表示されました。
-
ACI0104092 ユーザーモードのメニューからクイックレポートエディターを起動した場合,プリントプレビューが実行できませんでした。Macではプリンターにジョブが送信され,Windowsではファイル保存ダイアログが表示されます。コマンドでクイックレポートエディターを起動した場合は問題ありません。
-
ACI0104075 Mac版のみ。チェックボックスのタイトルを
OBJECT SET TITLE
で変更した後にOBJECT GET BEST SIZE
を実行した場合,幅に0
が返されました。 -
ACI0103989 Mac版プロジェクトモードのみ。テキストまたは入力オブジェクトの「横揃え(
textAlign
)」プロパティを「両端揃え(justify
)」に設定した場合,ランタイムモードでは設定が無視され,「左(デフォルト)」横揃えになりました。 -
ACI0104089 コンパイルモード版のみ。
Formula
から返されたリテラル表記のオブジェクトを使用した場合,エラーが返されました。 -
ACI0104087
False ? [1;2] : 3
のようにリテラル表記のコレクションを3項演算子の戻り値に使用した場合,シンタックスエラーが返されました。 -
ACI0104079 Mac版のみ。エンティティ属性にマウスポインターを重ねた時に表示されるヘルプTipsに余計な空行が表示されました。
-
ACI0104078
SVG_Export_to_picture
などのコンポーネントメソッドにマウスポインターを重ねた時に表示されるヘルプTipsが正しく表示されませんでした。スタイル付きテキストのタグがそのまま表示されます。 -
ACI0104074 メソッドエディターのタイプアヘッドで
entitySelection.length
が入力できませんでした。 -
ACI0104072 Mac版のみ。ボタンをクリックしている間の背景色が正しくありませんでした。デフォルトボタン以外は背景色がアクセントカラーではなく,グレーで表示されるべきです。
-
ACI0104071 Mac版のみ。角の丸いベベルチェックボックスのタイトルのフォントカラーに問題がありました。フォントカラーが自動に設定されている場合,タイトルはホワイトで表示されるべきです。
-
ACI0104002 リテラル表記のオブジェクトをトークナイズした場合,プロパティ名とコロン記号(
:
)の間に入力された余計なスペースが取り除かれませんでした。 -
ACI0103926 プロジェクトモードのみ。オブジェクト名シンタックスでボタンのタイトルをローカライズすることができませんでした。XLIFFシンタックスまたはSTR#シンタックスであれば問題ありません。また,ラジオボタンやチェックボックスなどのフォームオブジェクトでも問題ありません。
-
ACI0104060 多数(
10
個)のプリエンプティブプロセスから大量(100,000
個)JSONオブジェクトを同時に作成した場合,平行処理に期待されるパフォーマンス向上が得られませんでした。
注記: 共有オブジェクトである4D.Object
クラスとは違い,4D.Object
インスタンスは共有オブジェクトでありません。用途に応じ,4D.Object
クラスのミューテックス活用を最小限にとどめることにより,パフォーマンスの最適化が図られました。
-
ACI0104038 VS Code のLSPとして使用した場合,tool4d のCPU占有率がほぼ
100
%に達しました。 -
ACI0103979 Apple Siliconターゲット向けにコンパイルされたMac版の4D ServerプロジェクトにWindows版の4D Remoteで接続した場合,クライアントがクラッシュしました。On Startup メソッドが存在しなければ問題ありません。
注記: Apple Siliconターゲット限定(Intelターゲット無し)のプロジェクトを検出する仕組みがありませんでした。修正により,内部的なマーカーおよび新しいエラーメッセージが追加されましたが,プロジェクトを再コンパイルする必要があります。
-
ACI0104037 プロジェクトモードのみ。配列型リストボックスの未定義列に
SELECTION TO ARRAY
で文字列フィールドをコピーした場合,データソースがARRAY TEXT
ではなく,_o_ARRAY STRING
になりました。 -
ACI0103994 Mac版のみ。iODBC Frameworkがインストールされていない環境で
SQL LOGIN
を実行した場合,アプリケーションがクラッシュしました。 -
ACI0103613 Mac版のみ。Devart ODBC Driver for Sybase v.3.3.1 を使用して
SQL LOGIN
を実行した場合,エラー9921
が返されました。
注記: Microsoftの仕様に従い,4DはSQLConnectW
とSQL_NTS
を使用しています。Apple Silicon版のDevart ODBC Driverはパスワードの処理でSQL_NTS(-3)
モードを正しく実装しておらず,null-terminated string がきちんと受け取れていません。Devart ODBC Driverのバグですが,文字数を渡すように4D側で回避することになりました。
- ACI0104076 4D Write Pro Interfaceコンポーネントを使用し,Write Proドキュメントにフォーミュラを挿入した場合,バイナリ形式でフォーミュラが挿入されました。そのようなドキュメントが保存されたフィールドを「レコードの強制更新」モードで圧縮した場合,フォーミュラが失われました。
注記: 通常,WP INSERT FORMULA
で挿入したフォーミュラは文字列として保存されます。
<span style="-d4-ref:'Current date:C33'"> </span>
しかし,4D Write Pro Interfaceコンポーネントで挿入したフォーミュラは特殊な形式で保存されます。
<span style="-d4-ref-data:'data:application/octet-stream;base64,Bf3/YW1mNF4AAAAAAAAA6////zQARAAgAFcAcgBpAHQAZQBQAHIAbwAgAEkAbgB0AGUAcgBmAGEAYwBlACAAAAAAAAQAAAAAAEVWU1JPSQ0AAQAhAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAA=='"> </span>
MSCは4D Write Pro Interfaceコンポーネントをロードしていないため,このようなフィールドを「レコードの強制更新」モードで圧縮した場合,フォーミュラが評価できずに空の文字列となりました。修正により,MSC圧縮のようにデータベースが実行されていない場面では,レコードに保存されたWrite Proドキュメントを開こうとするのではなく,データストリームをそのままコピーするようになりました。
-
ACI0104067 プラグインSDKのエントリーポイント
PA_ExecuteObjectMethod
を使用し,パラメーターを渡してコンパイルモードでエンティティセレクションのメンバー関数を実行しようとした場合,アプリケーションがクラッシュしました。 -
ACI0104080 Windows版のみ。VS Code Extensionの4D-Analyzerで4Dまたは4D ServerをLSPにすることができませんでした。
-
ACI0104059 後続のサブセクションと水平マージンが異なるサブセクションにテーブルを挿入した場合,同時にページブレークも挿入されました。
-
ACI0103950 プロジェクトモードのみ。既存のフォームと名前が重複するフォームを作成しようとした場合,ランタイムエラーが返されました。
-
ACI0104017
$pTable:=->
にようにポインターの逆参照に続けてテーブル名をタイプアヘッドで入力した場合,ブラケット記号が省略されました。 -
ACI0104061 Windows版のみ。Write ProドキュメントをPDF形式でエクスポートした場合,Artdeco MN フォントの文字が重ねて表示されました。Microsoft Print to PDFを使用すれば問題ありません。
注記: Write Proが内部的に使用しているPDF-Writerのローレベル処理(カーニング)に問題がありました。回避策として,Artdeco MN フォントファミリーは,DirectWriteのAPIでフォントのオフセット位置を計算するようになりました。
-
ACI0104026 エクスプローラーのごみ箱にテーブルが残っている状態でごみ箱を空にした場合,アプリケーションがクラッシュしました。
-
ACI0104058 Write Proドキュメントに新しく挿入したフォーミュラの表示を値に切り替えることができず,常に参照が表示されました。
-
ACI0104030
#DECLARE
構文またはC_POINTER
でポインター型のパラメーターを宣言し,渡されたポインター型のパラメーター自体に別のポインターを代入した場合,呼び出し元のポインターも更新されました。パラメーターはたとえポインター型であってもローカル変数と同じように振る舞うべきです。 -
ACI0104001 サーバーを1週間以上運用した場合,データ収集の
uptime
が更新されませんでした。 -
ACI0104031 クラスの
property
宣言でコンポーネントのクラスをデータ型として参照した場合,シンタックスチェックでオブジェクトは未定義のクラスであるという警告が返され,プロパティ入力のタイプアヘッドでもクラスのメンバー関数やプロパティが候補として列挙されませんでした。 -
ACI0104049
OR
またはIN
演算子を使用してリレーション計算属性をクエリした場合,正しい結果が返されませんでした。 -
ACI0103972 クライアント/サーバー版のみ。インタープリター再起動・コンパイル済み再起動を素早く繰り返した場合,クライアントがデッドロック状態に陥ることがありました。
-
ACI0104029 クラスのプロパティを Integer 型で宣言し,そのプロパティを
-This.prop
のように符号を反転して参照した場合,コンパイラーがエラーを返しました。 -
ACI0104027 プロジェクトモードのみ。プロパティリストのフッターエリアにカレントタブ名が完全に表示されませんでした。エリアが正しくリサイズされていないようです。
-
ACI0104036 Write Proインタフェースで継続したセクションのカラム数を変更した場合,ドキュメント全体のカラム数が変更されました。
-
ACI0103928
LDAP password MD5 (0)
モードでLDAP LOGIN
とLDAP LOGOUT
を繰り返した場合,予期しないエラー-2
が返されました。ACI0103594が修正されたことによる副作用のようです。 -
ACI0104039 プロジェクトモードのみ。スリーステートチェックボックスが正しく機能しませんでした。
-
ACI0104007 自動行高が設定されている配列型リストボックスの最大あるいは最小行高を
LISTBOX SET AUTO ROW HEIGHT
で設定した場合,リストボックスの行高が新しい設定に沿って正しく再計算されませんでした。 -
ACI0103748 フィールド属性の「ヌル値を空値にマップ」が有効にされていない場合,エンティティセレクション型リストボックスに表示された新規エンティティの属性に値を入力しても,セルからタブ移動すると入力した値がクリアされました。入力エリアの問題(ACI0103657)に似ています。
注記: リストボックスのデータソースからフィールドを特定できれば,Null
の代わりにフィールドタイプに合った値を入力できるように修正されました。