公式サイトのダウンロードページには,簡潔な最小動作環境およびソフトウェアとハードウェアの必要環境の詳細のURLが掲載されています。ハードウェアについては,クライアントは2
コア以上,サーバーは4
コア以上のCPUを搭載しているコンピューターが推奨されています。
Client computers must have a minimum of a 2 core CPU, while servers should have 4 or more cores.
推奨されているCPUコア数やメモリの容量はひとつの目安です。実際には同時接続ユーザー数・アプリケーション設計・データファイルのサイズといった要素を考慮に含める必要があります。
クライアントのコア数として2
が推奨されている背景には,アンチウイルスなどのセキュリティソフトの存在が関係しています。多くの企業では,損害保険上の必要事項としてセキュリティソフトをインストールすることが要求されていますが,大抵の場合,バックグラウンドで動作するそのようなソフトはCPUコア1
個をほぼ占有するので,4Dを快適に使用するためには少なくとも2
個のCPUコアが望ましいと考えられています。
アプリケーションの設定やプロセス処理の方法にもよりますが,4D Serverは,ORDA・DB4D・HTTP・SOAP・SQLなどリクエストをプリエンプティブモードで並行処理することができるので,4
コア以上が推奨されています。