v19r7以降,Webサーバーにアクセスするとステータスコード429
Too many requestsが返されることがあります。これは,Webサーバーを外部に公開するライセンスがインストールされていない場合に返されるエラーです。
v19r3以降,4Dには,OAuth2認証を容易にする4D Netkitコンポーネントがプリインストールされています。OAuth2認証は,Microsoft 365のようなWebサービスで採用されています。Microsoft 365の場合,POP3やIMAPプロトコルの 基本認証が廃止されたことに伴い,ユーザー名とパスワードによるログインができなくなりました。
OAuth2認証をするためには,Webサービスのプロバイダーからトークンと呼ばれる情報を受信するためにWebサーバーを開始する必要があります。4D Netkitも例外ではなく,OAuthトークンを受信するためにコンポーネントのWebサーバーを利用しています。クライアント側でOAuth2認証するためには,クライアント側のWebサーバーを使用します。
v19r7以降,4D NetKitでWebサービスのOAuth2認証ができるようにするため,Webサーバーを外部に公開するライセンスがインストールされていなくても,1
分間に数回の制限内でHTTPリクエストが処理できるよう,仕様が見直されています。この状況でWebサーバーを外部に公開することはライセンスで許可されていません。限度を超えたリクエストを受け付けた場合,サーバーはステータスコード429
Too many requestsを返します。