4D-jp 4D Japan Technical Support Team

削除レコードとアドレステーブル

2023-02-20

エンティティセレクションおよびカレントセレクションは,共通のアドレステーブルを使用してレコードを特定するようになっています。レコードが削除されると,空いたアドレスは再利用できるようになり,サイズが足りていれば,そこに新規レコードが保存されます。これは,エンティティセレクション/カレントセレクションを作成した後,その中に含まれるレコードを削除し,続けて新規レコードを保存した場合,エンティティセレクション/カレントセレクションの内容が入れ替わることを意味しています。マルチプロセスで環境でエンティティセレクションまたはカレントセレクションを保持している間に当該テーブルのレコードが他のプロセスに削除される可能性がある場合,この振る舞いを念頭に置いてアプリケーションを設計する必要があります。そのようなテーブルのレコードはすぐに削除するのではなく,削除フラグなどを活用し,メンテナンス業務の一環として整理することを検討できるかもしれません。


関連記事

リンク