macOS 12 Montereyでは,キーボードショートカットの処理が改良されたようです。メニュー項目にキーボードショートカットの「command+0」を設定した場合,AZERTYキーボードを使用中のBig Surでは画面に「command+0」と表示されましたが,Montereyでは「command+à」と表示されるようになりました。AZERTY配列の場合,「0」は「shift+à」なので,文字どおりモディファイアを押しながら「0」を入力するためには「shift」キーも必要になるはずですが,実際のキーコンビネーションに「shift」キーは含まれていなので,Montereyの表示(command+à)のほうが正確といえるかもしれません。
とはいえ,開発者がデザインモードやランゲージで「command+0」をショートカットに設定したのであれば,使用中のキーボードレイアウトに関係なく,メニュー項目に「⌘à」ではなく「⌘0」と表示されることが期待されると思われます。v19r6では,数字のキーボードショートカットは,AZERTY配列でも数字が表示されるように内部的に回避策を使用することになりました。