SET PRINT OPTION
のドキュメントで説明されているように,Windows 64-bit版の印刷はDirect2Dベースの新しいプリントレイヤーが採用されていますが,セレクターのLegacy printing layer optionを指定することにより,GDIベースの旧式プリントレイヤーを選択することもできます。
新しいプリントレイヤーは総合的な表現力が優れていますが,あえてシンプルな旧式プリントレイヤーのほうが望ましいように思えることがあります。下記の例では,文字数に応じてテキストの配置が微妙に調整されるため,新しいプリントレイヤーでは数字の桁区切り位置が微妙にずれています。縦方向に位置を揃えたいのであれば,文字ごとにオブジェクトを配置するなど,フォームのデザインを見直す必要がありますが,それまでの間,旧式プリントレイヤーのシンプルなレンダリングに切り替えることができるかもしれません。
- 旧式プリントレイヤー
- 新式プリントレイヤー