セレクション型リストボックスのハイライトセットには,ローカルセット($
接頭辞)を使用することが強く推奨されています。19r3では,リストボックスの描画が全般的に最適化されました。その一方で,プロセスセットが設定されているリストボックスをスクロールしたときの反応は,19r2との比較で非常に遅いかもしれません。これは仕様です。19r3では,サーバーをインタープリターモードで開始した場合,これまでプリエンプティブスレッドで実行されていたランゲージ処理がリモートデバッガでデバッグできるようになりました。リモートデバッガがアタッチ(有効化)されている場合,コードがコオペラティブスレッドで実行されるだけでなく,クライアント/サーバー間で同期が取られるプロセスセットを表示するため頻繁にネットワークリクエストが発生することになります。つまり,コンパイルモードに切り替えるか,リモートデバッガを無効化すれば,リストボックスをスクロールしたときの反応は以前のバージョンと同じ速度に戻ります。
無駄なネットワークトラフィックを発生させないため,ハイライトセットにプロセスセット名が入力されている場合,ローカルセットに変更することを検討してください。