v19では,WA SET PREFERENCEの定数_o_WA enable JavaScriptが廃止され,WebエリアのJavaScriptを無効にすることはできないように仕様が変更されました。
以前のバージョンでは,システム版のWebエリアであれば,コマンドでWebエリアのJavaScriptを無効にすることができました。CEF版のWebエリアは,常にJavaScriptが有効でした。
v19では,macOS Big Surに対応するため,システム版のWebエリアがmacOS 10.10のWKWebViewにアップデートされました。WA Get page contentに相当するシステムAPIが存在しないため,内部的にJavaScriptが使用されるようになりました。また,フォントサイズを増減するシステムAPIは,Big Sur以降でなければ使用できないため,Catalina以前では内部的にJavaScriptが使用されています。いずれにしても,WKWebViewをインスタンス化した後に当該設定を変更することはできないため,下記のオプションは廃止されました。
- _o_WA enable plugins
- _o_WA enable JavaScript
- _o_WA enable Java applets