Mac版v19デスクトップ・クライアント・サーバーランタイムは,すべてUniversal 2アプリです。Intelターゲットに限定してコンパイルを実行しても,アプリにはApple Siliconの実行ファイルが含まれているため,M1マシンでは「Rosettaで開く」オプションを明示的に選択する必要があります。このオプションは,Finderの「情報を見る」画面で操作することができます。
「Rosettaで開く」オプションは,マシン毎の設定(Launch Services)であることに留意してください。開発者のMacでFinderの「情報を見る」画面を開き,「Rosettaで開く」オプションを有効にしたアプリを配付しても,ユーザーのMacには影響しません。
プラグインやコンポーネントがApple Siliconに対応していないなどの理由により,「Rosettaで開く」オプションが必須なのであれば,Finderの「情報を見る」画面ではなく,Info.plist
ファイルでIntelアーキテクチャが優先されるように設定することを検討してください。
<key>LSArchitecturePriority</key>
<array>
<!-- architecture order of execution for universal binary 2 -->
<string>x86_64</string>
<string>arm64</string>
</array>