サーバーに接続されたクライアント(4D Remote)のデザインモードでセットしたブレークポイントは,ユーザー別に管理されており,サーバー側に保存されています。クライアント側からExecute on server
を呼び出してストアドプロシージャを開始した場合,そのサーバー側プロセスは,コマンドを呼び出した4D Remoteのアカウント権限で実行されます。したがって,ユーザー管理者(Administrator
)としてログインしたのであれば,総合管理者(Designer
)がセットしたブレークポイントは通過することになります。
サーバー側のプロセスをTRACE
コマンドでトレースした場合,サーバー側に表示されるデバッガは,ストアドプロシージャを開始したプロセスのユーザー権限ではなく,サーバー,つまりDesigner
の権限で実行されています。クライアント側のユーザー権限でデバッグするためには,クライアント側でブレークポイントをセットする必要があります。