4D-jp 4D Japan Technical Support Team

クイックレポート - コールバックメソッドと小計スペースの管理

2019-08-20
Intissar Elmezrouai

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クイックレポートは64ビットで完全に再作成され、継続的に新しい機能が統合されています。前回のRリリースのUI(ユーザーインターフェイス)の改良に加えて、4D v17 R6はスタンドアロンレポート中のイベントを捉える機能と、小計スペースを管理する機能を追加しました。

QR REPORTコマンドのコールメソッド

QR REPORT コマンドに”methodName”パラメータを設定できるようになりました。このメソッドは管理されたイベントごとに起動するコールバックです:

  • qr cmd open
  • qr cmd save
  • qr cmd save as
  • qr cmd generate
  • qr cmd page setup
  • qr cmd print preview

以下はコールのサンプルです:

QR REPORT([My Table];Char(1);"qrCallbackMethod")

コールバックメソッドでは、管理されたイベントすべてを途中でやめて、やるべきことをやり、QR EXECUTE REPORT コマンドでイベントを実行できます。

下記はコールバックメソッドのサンプルで、文書を生成する前にフッターに現在のタイムスタンプを設定し、プレビューイベントにフィルターをかけます:

C_LONGINT($1;$2)
C_LONGINT($zone;$event)
$zone:=$1
$event:=$2
Case of
  : ($event=qr cmd generate)
QR SET HEADER AND FOOTER($zone;2;"";Timestamp;"";100)
QR EXECUTE COMMAND($zone;$event)
  : ($event=qr cmd print preview)
Else
QR EXECUTE COMMAND($zone;$event)
End case

リマインダー

  • もしQR REPORT コマンドにコールバックメソッドが設定されなければ、イベントは自動で管理されます。
  • もしQR REPORT コマンドにコールバックメソッドが設定されたら、イベントを実行する/しないはあなた次第です。これは本質的なイベントをスタンドアロンレポートとしてあなたが管理できることを意味します。

小計スペース

それぞれのブレイク(小計)に対して、ページブレークあるいは異なる行高を設定できるようになりました。異なる行高の場合、違いはポイント(pt)とパーセンテージ(%)で表示できます。

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