4D-jp 4D Japan Technical Support Team

4D v17.2 修正リスト

2019-06-12

バージョン: 17.2
ビルド: 238379

  • ACI0099200 ラベルエディターの用紙を横向きに設定した場合,水平方向に印刷されるラベルの数が正しくありませんでした。

  • ACI0099649 Mac版のみ。17.1 Hotfix 1(ビルド233510)以降,サブフォームオブジェクトの罫線がの上と右に描画される位置が1ピクセルシフトしており,そこに透明な隙間ができました。ACI0099018が修正されたことによる副作用です。階層リストでも同じ問題が発生します。

  • ACI0099659 MSCで「レコードヘッダーによる修復」を実行した場合,修復後のインデックス作成中にサーバーがクラッシュすることがありました。

  • ACI0099618 エンティティセレクション型のリストボックスに対してLISTBOX SELECT ROWlk add to selectionオプションで続けて使用した場合,正しい行が選択されませんでした。ACI0099498が修正されたことの副作用です。

  • ACI0099556 トランザクション中に日付型の属性に対してcollection.sort()メソッドを実行した場合,結果が正しくありませんでした。

  • ACI0098328 4D WriteドキュメントをWrite Proに変換した場合,一部のテキストにブルーの背景色が追加されました。段落スタイルシートとテキストの両方に背景色が設定されている場合に問題が発生します。

  • ACI0099455 フォームオブジェクトのフォントがスタイルシートではなく,プロパティリストで設定されていた場合,v13からv17にアップグレードすると,フォントの指定が失われました。

注記: スタイルシートを使用せずにプロパティリストで直接フォントを設定した場合,QuickDraw ID(フォント番号)が保存されるため,別プラットフォームでアプリケーションを開くと,違うフォントが使用されます。これは仕様であり,この問題を避けるためにスタイルシートが存在します。v17以降,たとえ同じプラットフォームであっても,スタイルシートを使用せずに設定したフォントを再現することが技術的にできなくなりました。QuickDraw IDをフォント名に変換するAPIは,mac OS Mojave以降には存在せず,Windowsの場合,Altura SDKの定義済みフォント以外は変換できないためです。

Windows
Courier
Courier New
Arial
Tahoma
MS Sans Serif
MS Serif
Terminal
Symbol
Modern
Roman
Windings
Script

その他のフォントはアプリケーションフォントに変換されます。

macOS Mojave
Lucida Grande *
Arial
Helvetica
Times
Times Roman
Times New Roman
Courier
Courier New
Symbol
Geneva
Monaco

* システムフォントに変換

その他のフォントは正しく変換できない可能性があります。

  • ACI0098413 SVG_SAVE_AS_PICTUREは,ファイルまたはフォルダーの名前に複数の拡張子が存在する場合に画像が保存できませんでした。内部的に使用されている正規表現が間違っているためです。

  • ACI0099507 クライアントがシンタックスチェックを実行している間に別のクライアントでSET DATABASE PARAMETER4D Remote mode timeoutセレクターで実行すると,シンタックスチェックを実行しているほうのクライアントがフリーズしました。

  • ACI0099448 CEF版WebエリアでGoogleカレンダーなどのWebサービスにログインした後,アプリケーションを再起動して再度アクセスした場合,認証情報の再入力を求められました。32ビット版では問題ありません。

  • ACI0099584 フォームオブジェクトを作成した直後はコピー&ペースト操作ができませんでした。

  • ACI0099524 サーバー管理画面のプロセスベージにプリエンプティブワーカーのプロセス名が正しく表示されませんでした。ローカライズされてない文字列リソース(:xliff:MONI_PROCESS_Type39 - (process name))が表示されました。

  • ACI0099476 右から左に向かって読む言語(アラビア語など)のWrite Proテキストを揃えた場合,右ではなく,左揃えになりました。

  • ACI0099482 リストボックスのセルに右揃えの値を表示した場合,値の文字数とセルの幅によっては,点滅キャレットが表示されないことがありました。

  • ACI0099458 ピクチャオブジェクトに表示された.svg画像を(矢印キーではなく)スクロールバーやホイールボタンで動かした場合,On scrollイベントの処理が重くなりました。

  • ACI0098452 Mac版のみ。リストフォームに配置されたピクチャ型フィールドの表示に問題がありました。リスト上でレコードの編集を開始すると,ピクチャ型フィールドの画像が消えました。.svg形式の場合,レコードの編集を終了すると,すべての行に同じ画像が表示されました。

  • ACI0099536 64ビット版のクイックレポートエディターは,Tab以外のセパレーター記号を設定することができませんでした。

注記: QR AREAは,デフォルトでシステム変数のFldDelimitRecDelimitを使用しますが,これはQR SET PROPERTYでオーバーライドすることができます。修正により,QR SET DESTINATIONの前にQR SET PROPERTYを使用すれば,FldDelimitRecDelimitがオーバーライドできるようになりました。

  • ACI0099334 dataClass.query() entitySelection.query()IN条件にコレクションを渡した場合,あるいはQUERY WITH ARRAYで検索を実行した場合,日本語の検索結果が正しくありませんでした。データベースの言語が日本語に設定されており,「テキスト検索用の文字列比較を使用する」が有効にされている場合に問題が発生します。

  • ACI0098732 64ビット版のみ。フォームエディターでセレクション型のリストボックスに表示されたオブジェクト型のフィールドを選択した場合,アプリケーションがクラッシュしました。

  • ACI0099228 クロスタブ形式のクイックレポートは,時間型フィールドのSumが正しくありませんでした。32ビット版では,空のレポートが出力されます。64ビット版では,1時間が約3.57秒として計算されました。

  • ACI0099451 コマンドでリストボックスにカラムを追加した場合,LISTBOX SET PROPERTYlk auto row height(行の高さを自動的に調整)が働きませんでした。カラムをドラッグして位置を入れ替えれば,正しくリサイズされるようになります。

  • ACI0099431 64ビット版のみ。CLOBタイプのカラムに対してOCILobGetLengthを実行した場合,0ではなく-2が返されました。

  • ACI0099331 リスト型のサブフォームをダブルクリックした場合,FORM SET INPUTで設定した詳細フォームではなく,デザインモードで設定したデフォルトの詳細フォームに画面が切り替わりました。

注記: 詳細フォームは,下記の優先順位で選ばれるようになりました。

  1. OBJECT SET SUBFORMで設定した詳細フォーム
  2. FORM SET INPUTで設定したカレントプロセスの詳細フォーム
  3. デフォルトの詳細フォーム

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