16r6では,フォームエディターで作成したフォームだけでなく,オブジェクト型またはJSONファイルに記述されたフォーム(JSONフォーム)もコマンドで表示したり,印刷したりできるようになりました。
Discover the power of dynamic forms
JSONフォームを使用するには,Open form window
やDIALOG
のような既存のコマンドにフォーム名の代わりにオブジェクト型またはファイルパスを渡します。ファイルパスを渡す場合,Resources
フォルダー内のファイルパスを特殊なシンタックスで指定します。Resources
フォルダーの外部のあるファイルを絶対パスで参照することはできません。
DIALOG ("/RESOURCES/form.json")
デザインリファレンス > フォームの作成 > 動的なフォーム
JSONフォームから別のJSONフォームを参照することもできます。その場合,カレントドキュメントからの相対パスでファイルを指定します。具体的には「JSONポインター」で別のJSONファイルを参照する場合にこのシンタックスを使用します。
ランゲージリファレンス > JSON > JSON Resolve pointers
17r3では,ドキュメントに明記されていない振る舞いとして,/RESOURCES/
から始まるパス名がDocument to text
やTest path name
など,一般のファイルアクセスコマンドでも認識されました。
この振る舞いは,内部的なメカニズムの副作用によるものであり,意図されたものではありませんでした。17r4以降,/RESOURCES/
から始まるJSONフォームのシンタックスは,一般のファイルアクセスコマンドでは使用できないようになっています。