デスクトップ版のWindows 10には,電力を節約するための設定(電源とスリープの設定/追加の電源設定)が用意されており,デフォルトの電源プランは,「バランス」となっています。サーバー版のWindows 2008-2016もそうです。「バランス」電源プランが有効されている場合,4D Serverは最高でも30-50%ほどのパフォーマンスに抑えられます。5%程度まで低下することもあります。対照的に,プランを「高パフォーマンス」に設定すれば,CPUの能力を常に100%発揮することができ,バックアップに要する時間やシーケンシャルクエリの速度が明らかに向上します。
slow-performance-on-windows-server-when-using-the-balanced-power-plan
省電力設定が有効になると,CPUはクロック周波数が引き下げられ,ある程度の時間,ある程度のリクエストが続かない限り,ずっと低速モードで動作します。CPUだけでなく,USBポートやネットワークインタフェースも省エネルギーモードに切り替わったり,スリープ状態になることさえあるかもしれません。「バランス」のような省電力指向の電源プランでデータベースを運用することには,あまりメリットがないようです。