4D-jp 4D Japan Technical Support Team

4D v19.7 修正リスト

2023-09-07

バージョン: 19.7
ビルド: 288080

  • ACI0104191 TLS接続が延期された場合,ソケットが閉じられた後にTLS接続を閉じようとすることによるメモリ破損が発生する恐れがありました。ACI0103972(クライアント接続が切断される問題)が修正されたことによる不具合です。

  • ACI0104189 Windows版のみ。余計な 4D Internet Commands プラグインが Plugins フォルダーにインストールされました。

  • ACI0104176 クライアント/サーバー版のみ。接続が切断されたクライアントのソケットハンドラーが即座に解放されず,無数のハンドシェイクが試みられました。

  • ACI0103904 送信しようとしたSOAPリクエストに無効なXML文字が含まれている場合,アプリケーションがクラッシュする恐れがありました。xerces ライブラリから返される例外が処理されていないようです。テキストではなく,DOM参照を XMLIn として使用した場合に問題が発生します。

  • ACI0104055 Windows版のみ。実行ファイルのパスにスペース記号が含まれる場合,タスクマネージャーの詳細タブの「コマンドライン」にコマンドラインが完全に表示されませんでした。クラッシュダンプに出力されるコマンドラインもスペース記号で途切れます。

  • ACI0104148 Mac版のみ。ERASE WINDOWを使用した場合,テキストがグレーアウト表示されました。

  • ACI0101038 フォームに複数のブレークを設定した場合,フォームエディターのルーラーには上から順にB3, B2, B1, B0と表示されますが,プロパティリストにはフォームブレーク, フォームブレーク1, フォームブレーク2と番号が振られました。

  • ACI0104006 リモートクライアントからプロジェクトを開いた場合,あるいはコンパイルされた .4DZ ファイルを開いた場合,データベース設定は変更できませんが,データベース設定の画面には値を入力することができました。

  • ACI0104106 バイナリモードのみ。クライアントで新規プロジェクトメソッドを作成し,トップレベル以外のフォルダーを指定した場合,デザインモードでエクスプローラーを開いていない他のクライアントがクラッシュしました。

  • ACI0104081 Windows版のみ。アクセスできないネットワークドライブが存在する場合,Get system infoがすぐに情報を返さず,アプリケーションがフリーズしたようになりました。

  • ACI0104085 ORDAクエリに複数のIN比較演算子をOR条件で記述し,パラメーターのコレクションが空だった場合,アプリケーションがクラッシュすることがありました。

  • ACI0103660 IMPORT DATAで読み込みダイアログを開いた場合,テーブルを選択することができませんでした。ファイルメニューからダイアログを起動した場合は問題ありません。

  • ACI0104059 後続のサブセクションと水平マージンが異なるサブセクションにテーブルを挿入した場合,同時にページブレークも挿入されました。

  • ACI0103994 Mac版のみ。iODBC Frameworkがインストールされていない環境でSQL LOGINを実行した場合,アプリケーションがクラッシュしました。

  • ACI0103613 Mac版のみ。Devart ODBC Driver for Sybase v.3.3.1 を使用してSQL LOGINを実行した場合,エラー9921が返されました。

注記: Microsoftの仕様に従い,4DはSQLConnectWSQL_NTSを使用しています。Apple Silicon版のDevart ODBC Driverはパスワードの処理でSQL_NTS(-3)モードを正しく実装しておらず,null-terminated string がきちんと受け取れていません。Devart ODBC Driverのバグですが,文字数を渡すように4D側で回避することになりました。

  • ACI0104026 エクスプローラーのごみ箱にテーブルが残っている状態でごみ箱を空にした場合,アプリケーションがクラッシュしました。

  • ACI0103950 プロジェクトモードのみ。既存のフォームと名前が重複するフォームを作成しようとした場合,ランタイムエラーが返されました。

  • ACI0104061 Windows版のみ。Write ProドキュメントをPDF形式でエクスポートした場合,Artdeco MN フォントの文字が重ねて表示されました。Microsoft Print to PDFを使用すれば問題ありません。

注記: Write Proが内部的に使用しているPDF-Writerのローレベル処理(カーニング)に問題がありました。回避策として,Artdeco MN フォントファミリーは,DirectWriteのAPIでフォントのオフセット位置を計算するようになりました。

  • ACI0103975 Mac版のみ。キーボードを長押しして拡張文字の候補を表示し,数字キーで選択した場合,アクセント付きの文字とそうでない文字の両方が入力されました。矢印キーやクリック操作で拡張文字を入力すれば問題ありません。

  • ACI0104050 アプリケーション起動時に「libcef.dll のエントリーポイントIsThirdPartyinitializedがみつからない」というエラーが表示されることがありました。

  • ACI0104032 Windows版のみ。SDIモードのクライアントまたはデスクトップ版アプリを標準アクションで終了した場合,エラーメッセージが表示されました。イベントログにもイベント1000が記録されました。ACI0103923が修正されたことによる副作用のようです。

  • ACI0103928 LDAP password MD5 (0)モードでLDAP LOGINLDAP LOGOUTを繰り返した場合,予期しないエラー-2が返されました。ACI0103594が修正されたことによる副作用のようです。

  • ACI0104022 メッセージIDにURLエンコードされた文字が含まれている場合,IMAPTransporter.searchMails()でメールを検索することができませんでした。

  • ACI0104013 4D Viewスプレッドシートのセルに埋め込まれたSubstringがView Proのフォーミュラに正しく変換されませんでした。

  • ACI0103982 Get current printerがシステム変数OKを更新しませんでした。

  • ACI0103980 フォーカスできるオブジェクトが他に存在しないフォームにサブフォームを1個だけ配置し,サブフォーム内で tab キーを使用した場合,タブ順の始まりまたは終わりでフォーカスが失われ,タブ移動でオブジェクトを巡回できませんでした。

  • ACI0103991 IMPORT DATAでインポートダイアログを表示し,ポップアップメニューで固定長テキストを選択した場合,スタイルシートがみつからないというエラーが返されました。

  • ACI0103990 Mac版のみ。パッケージの著作権情報が2022年のままでした。

  • ACI0103998 データベース設定を開いた状態でサーバーを終了しようとした場合,アプリケーションがクラッシュしました。

  • ACI0103904 送信しようとしたSOAPリクエストに無効なXML文字が含まれている場合,アプリケーションがクラッシュする恐れがありました。xerces ライブラリから返される例外が処理されていないようです。テキストではなく,DOM参照を XMLIn として使用した場合に問題が発生します。

  • ACI0103957 entitySelection.query()でN対1リレーション属性がnullのエンティティセレクションをクエリした場合,返される結果が正しくありませんでした。

  • ACI0103984 Mac版のみ。最小値を負の値に設定したルーラーのハンドルを操作してゼロよりも左に移動した場合,サーモメーターの表示がゼロを指したまま止まりました。

  • ACI0102580 フランス語版のみ。Write ProツールバーのヘルプTIpsにスペルミスがありました。

  • ACI0103976 Windows版のみ。Write Proエリアの上部に表示されるツールバーを使用してWrite Proドキュメントを .4wp 形式でエクスポートした場合,拡張子を入力しないとエラーが返されました。

  • ACI0103944 Write Proツールバー(上部に表示されるタイプ)の検索ウィジェットに文字列を入力して検索を実行した場合,エラーが返されました。

  • ACI0103884 プロジェクトモードのみ。メンテナンス&セキュリティセンターで直接プロジェクトを開いた場合,インデックスファイルが検出されませんでした。プロジェクトを開いてからMSCを起動すれば問題ありません。

  • ACI0101877 インポート&エクスポートダイアログの上部にあるオブジェクトがダークモードに対応していませんでした。


関連記事

リンク